- 死を見つめる心 (講談社文庫 き 6-1)/岸本 英夫
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どうしようもない
人間は、どうしても死ななければならない。
しかし、どうしても死にたくない。
この矛盾を解くためには、どうすればよいのか。
(中略)
自分は死んでも、自分の成し遂げたものは残る。
これは一つの解決である。
「人は死しても名は残る」
家族や親しい友人たちは、死後も自分のことを覚えていてくれるであろう。
時々は思いだして、自分の墓に詣でてくれるかもしれない。
このような考え方は、たしかに一つの慰めになる。
単に慰めになるのみならず、最近の心理学の研究も、
これを死の問題に対する部分的な解決としては、支持するであろう。
自我構造に対する心理的分析が進んできた結果、
こうした意識も、自我意識の大切な一部であろうことが、立証されてきたからである。
しかし、これは結局のところ、部分的な慰めでしかない。
自分の生命に対する執着のすべてを、
後に残る人々の思い出の上にのみ託して、
従容として、死につくことができる人は、極めてまれだからである。
つきつめたところ、人間は、
この自分自身が、いつまでも生きていたいのである。
(つづく)
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本質を、避けては通れない。
辛くとも、どんなに困難でも、
正面からぶつからなければならない壁が、あるということを、
まずは受け入れることを、訴えているように思います。
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End roll 浜崎あゆみ
もう戻れないよ
どんなに懐かしく想っても
あの頃確かに 楽しかったけど
それは今じゃない
死に臨む際に、「今」の心を支えてくれるものとして、
思い出だけでは、足りないのかもしれません。
思い出を、後悔の色に染めないためにも、
死と正面から向き合い、人間としての大問題を解決するために、
注力したいと思います。