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司馬遼太郎さんは「思う」を漢字で書きません。
表記の仕方でも、中国生まれのことばであれば漢字で書くとか、
「持つ」というのは大和ことばだから、
開いちゃって平仮名で「もつ」としようとか、
厳密さを心がける方がいます。
司馬遼太郎さんは「思う」を漢字で書きませんでしょう。
このことについてわたし、一度、司馬さんにお聞きしたら、
「≪おもう≫というのは、どう考えてみても、大和ことばなんだよ。
これを漢字で書くのはおかしい。
それで平仮名にひらいているんですよ」
というお答えでした。
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古今和歌集のことば と重ねると、なおのこと、
「ひらがな」というものを、大切に使いたくなります。
「平仮名にひらく」という表現も、なんだか面白いです。
「言葉に込められた心をひらく」みたいな印象で。
言葉を大切に、
そして、こころを丁寧に見つめていきたい、
そんな医者になりたいとおもいました。