自殺について 他四篇 (岩波文庫)/ショウペンハウエル
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重苦しい恐ろしい夢の中で

不安が最高潮に達したその瞬間に、

他ならぬこの不安それ自身が我々を目覚めさせてくれる


――かくして夜の かの一切の魑魅魍魎は退散する。


それと同じことが人生の夢の中でも起こるのである、


――不安の最高潮が我々にこの夢を破ることを強いるに。



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これは、芥川龍之介のいう、「唯ぼんやりとした不安」と、

無関係ではないと思います。


「希死念慮」というのも、こういう感じでしょうか。



死の不安に耐えられなくて、

その不安から逃れようとして、自ら命を絶ってしまう。


将来に希望が持てなくて、

将来を丸ごと捨ててしまう。


はたしてそれで、本当に解放されたと言えるのか。。。


不安の源である、死へ突っ込んで、

ラクになれるとはとても思えない。



一つ言えることは、

全てを投げ出したくなるほど、

この不安は耐えがたい、ということでしょう。







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