「いい医者」とは、どんな医者か。

学生時代にこそ、こういうことをもっと学ぶべきだと思う。


「朝にして食わざれば、即ち昼にして飢え、
 少にして学ばざれば、即ち壮にして惑う。
 飢うる者は、なお忍ぶべし。
 惑うものは、奈何ともすべからず。」


(言志四録)

朝食をとらなければ、昼には空腹を感ずるようになる。
同じように、少年(学生)時代に勉強しないと、壮年(医者)になって判断に惑うことになる。
空腹は我慢できるが、智恵がなくて判断に惑うのは、いかんともしがたい。



「そんなのは、医者になってみないと分からない。」
と言ってしまえば、それで終わる。


「現場に出れば、いやでも考える」のだろうが、
『学生のうちに』学ぶことのできることも多いはずだ。


鉄血宰相と呼ばれたドイツのビスマルクは、
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
と言った。

「経験しないと分かるものでないっしょ」
と言い張る人は、
今はそんなことを考えるよりも、遊びたいだけなのであろう。