前回の話の続きです。

 
次の日、ブチッといってしまった……
0.4で恐る恐る課題を書いている自分に。
 
 
何をやっとるんじゃ!?
いやほんとに一体何やってるの!?!?
こんなもんしか書けないのか私は!!!
どうにかせんかい!!!
 
 
どのくらいの線の長さを、どのくらいのスピードで書いたらブレずに思った通りに書けるのかチェック。
今までもやっていましたが、そんなんじゃなくて、
 
お手本の字の横線の長さを定規で測って、その長さの間隔の線をノートの上から下まで縦に引く!
お手本が8ミリの横線なら8ミリ間隔の縦線、1.1センチなら1.1センチ間隔の縦線。
 
そしてお手本を見ながら横線ばっかり何本も何本も書き(一つ前の線からの流れを意識しながら)、横線の長さとその長さに対してのブレずに書けるスピードと力の入れ具合を記憶(しようと努めた)。
いざ本番用紙を置き、
 
ゾーンに入れ!!!!!💢💢💢
(字ではないけれど、過去に別々の事で2回だけゾーンに入った事がある。その2回きりでしたが)
 
 
さすがに字は経験が浅すぎてゾーンには入れませんでしたが、
 
ぶちギレの力を借りて、ぐっと集中。
 
頭の中がシーンとしています。
 
ふと気付くと1時間経過。
集中している時の時間て、物凄く早い。
 
 
…何とか出来た。0.5で書けた。
うそぉ〜…
できた、できたよ先生!!!←誰じゃ💧
 
完璧ではないけれど。
もしかしたら昨日まで書いていた物の方が良いのかもしれないけれど(こういう時こそ、先生に書いた物をお見せすればどちらが良いのか答えて頂けるのだと思います)。
評価はボロかもしれないけれど。
 
何だか嬉しかった。
来月も同じようにすれば、きっと0.5で書ける。
 
 
以前読んでいた漫画で、弟子が師匠に技の出し方を教えてもらっているシーンがありました。
 
弟子は習った事が何となく出来てしまい、自分でもそれで良いと思っている。
 
が、師匠は、何となく出来るのと、自分の中で理解して納得して出来るのとでは、技の完成度が全然違うと言う。
 
自分より物凄く強い敵と対峙した時に、何となくでは太刀打ち出来ないと。
 
ああ、そうだなぁと、物凄く納得したのです。
 
先々月の課題は、何となく書けていたんだろうな。
先月から、何だか書けなくなったな。
今月は全然駄目だったな。
級が上がれば上がるだけ書けなくなる(昇級は気にしないようにしているつもりなのに)。
 
難しく考えても、緊張してしまっても、いつでも同じように書ける力が欲しい。
 
あ〜…
キツイな〜……
 
字を書くのって、こんなに大変だったっけか…