本書では、メモで日々の出来事をアイデアに変え、行動につなげるための方法やメモで思考を深め、新しく価値を生み出すために抽象化する方法、メモで自分を知るための自己分析の仕方、メモで夢を叶える方法などが書かれています。

メモには、用途が2種類ある。「記録のためのメモ」と「知的生産のためのメモ」。メモは、新しいアイデアや付加価値を自ら生み出すことを強く意識して書く。

メモによって鍛えられる5つのスキル
1、アイデアを生み出せるようになる:知的生産性の向上
2、情報を素通りしなくなる:情報獲得の伝達率向上
3、相手からより深い話を聞き出せる:傾聴能力の向上
4、話の骨組みがわかるようになる:構造化能力の向上
5、曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる:言語化能力の向上

アイデアを生み出すメモの書き方
「ファクト→抽象化→転用」
インプットしたファクトを抽象化し、自らのアクションに転用する。そうすることで、メモの価値が最大化される。メモで思考を深めるためには、あらゆる具体を抽象化する。抽象化は、what型、how型、why型でアウトプットする。その中でも、why型で考えることが重要。なぜ自分に刺さったか、なぜそう思ったのかを言語化していく。自分の意識を抽象化していく。そこで得た気づきを言葉にする作業が言語化。言葉にして、人に伝える作業をしていく。

メモを、考えるためのツールとしてどのように利用するか、が学べた一冊でした。