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思考は現実化する_アクション・マニュアルつき
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思考は現実化する
ナポレオン ヒル
以下、
ハイライトした文章を中心に記載してあります。
本書は非常に、ページ数が多い上に、
私が感銘を受けてハイライトした箇所が多い為、各章ごとに分けることにしました。
本日は、第16章のハイライトです。
第16章 敗 - 成功のための第15のステップ
失敗も生き物である
失敗や不運が恵みとなるか災いとなるかは、その人の反応次第である。失敗や不運に見舞われても運命の手が別の方向へ行くように合図をしたと受け取り、その合図に従えば、その経験は必ず恵みとなる。失敗を自分の弱さの表れと受け取り、くよくよと思い悩めば劣等感に襲われることになり、失敗は災いとなる。反応の向きが問題なのだ。そして、どう反応するかは、いつでもその人に完全に任されている。
失敗と無縁な人は誰もいない。誰でも一生のうちには何度かの失敗をする。しかしまた人間は誰でも、失敗に対して思いのままに反応する特権と術を持っているのだ。人を取り囲む状況には、個人ではどうともし難いものがあり、場合によってはそれが失敗や不運につながることもある。けれども失敗に対して、自分に最も有利な形で対応しようとすれば、これを妨げる状況などはあり得ないのだ。
自分の弱さを知るには、失敗は正確な物差しとなる。だから失敗は自分の弱さを正す機会を与えてくれる。その意味で、失敗は常に恩恵であるともいえるのである
●「失敗」が演出する人間模様
普通、失敗が人に作用するのは、次の二つのうちのどちらかである。すなわち、さらに大きな努力をする挑戦の機会となるか、ヤル気をくじかれ、気弱になって努力をあきらめてしまうかである。
大多数の人は、最初の失敗のきざしが見えただけで、まだ完全に失敗してもいないうちから希望を捨て、すっかりあきらめてしまう。たった一度失敗しただけで、投げ出してしまうのだ。しかし指導者になる資質を持った人は、失敗に屈することなく、さらに努力しようと自分を励ますのである。自分の失敗を観察することだ。そうすれば自分が指導性を発揮できる人間かどうか、わかるはずである。自分の反応が、それを知る確かな手がかりとなる。 ある仕事に三度失敗し、それでもあきらめないなら、あなたはその道での指導者になれる可能性があると思ってよいだろう。一〇回以上失敗して、なお努力を続けられれば、あなたの心には天才が芽ばえ始めている。その場合には希望と信念という陽光を浴びせて、大成功に育つまで見守っていただきたい。
自然は災いをふりかけて人を打ち倒すことがあるが、それは起き上がって再び闘うのは誰なのかを探るためであろう。この試験に合格した人が、指導者として人類にとって重要な仕事をするよう選ばれ、運命づけられている。
この次に失敗したら、あらゆる失敗や災いには、必ずそれに見合った利益の種子が含まれているのだということを思い起こしていただきたい。そして、その種子の発見に全力を傾け、その種子が芽を出すように行動を起こすのだ。そうすれば、どのような現実であれ、失敗として受けとめないかぎり、失敗はこの世にはないことがわかるはずだ
失敗と呼ばれているものはほとんどが、一時的な当て外れにすぎず、前向きな姿勢で対応しさえすれば、かけがえのない財産にできる性質のものである。
●勝利者は断じてあきらめない
生まれてから死ぬまで、人生は挑戦の連続である。失敗は完全に勝利を収めないうちに失敗を克服し続けるよう、強いられている。こうした挑戦に勝利を収めた人に対しては、人生は豊かな恩恵と強い力で報いるのである。
人間の誤りや一時的な見当違いは、それをあるがままのものとして受け入れ、努力を続けるなら、宇宙は寛大に許してくれる。けれども、つらい道のりだからと投げ出してしまう罪は、決して許されないのだ。 「勝利者は断じてあきらめない。あきらめる者に勝利はない」
これが人生の掟である。
「そんなことは、できるわけがない」という人は、コツコツとそれに励む人に、結局は脱帽することになるのである。コツコツと励む人が成功するのは、宇宙の摂理に従い、自分を適応させていくからである。失敗に対しても自然が賠償してくれる。「できるわけがない」という人は、自然の法則を学ばない人である。
以上、第16章でした。
詳しくは、是非、本書をご購入してお読みください。
次回は、
第17章
となります。
