思考は現実化する

ナポレオン ヒル

 

以下、

ハイライトした文章を中心に記載してあります。

本書は非常に、ページ数が多い上に、

私が感銘を受けてハイライトした箇所が多い為、各章ごとに分けることにしました。

 

本日は、第5章のハイライト箇所です。

 

第5章 専 - 成功のための第四ステップ

個人的経験と観察力を高める

 

 教育は、必要な知識を身につけ、それを活かすためのものである。

その知識を得るには、ここに示したノウハウを活用すればよい。ゼロからスタートする必要はまったくない。

 

知識は、富を得るという明確な目標に向けて体系化し、活用しなければ、富の蓄積には結びつかないのだ。この事実を十分に理解しないで、知識は力だと信じている人が大勢いる。    

 知識が力になり得るのは、知識が、目標に向けた行動プランの中で活用されたときだけである。知識のみを与えて、その活用方法を教えないのは、教育制度の欠陥かもしれない。

 

・・・必要なときに、どうすれば正しい知識を得られるかを知り、その知識を体系化して計画を立て、それに基づいて行動できる人が無知であるはずはない。ヘンリー・フォードはマスターマインド・グループ(頭脳協力集団)をつくり、必要なときにいつでも専門知識を得られるようにしておいたのである。そのことが彼をアメリカ最大の富豪に仕立て上げたのである。

・・・大切なことは、知識をどれだけ活かして使ったか、ということである

 

 専門知識がないことで悩むことはいっさいない! あなたも必要な専門知識を持った人々の協力を得ることによって大成功を収めることができるのだ。

 

 まず最初に、自分がどんな専門知識を必要としているかを決めることが大切である。  

あなたの人生の目的や願望の大きさによって、必要な専門知識が決まることだろう。それが決まれば、次にその知識をどこで、どうやって手に入れるかを考えればよい。その参考例を述べよう。

⒜ 自分の体験や自分の受けた教育

⒝ マスターマインド、つまり身近にいる協力者の体験など

⒞ 大学の公開講座

⒟ 図書館(本は文明の最大の利器として活用すべきである)

⒠ 特別講座(夜間講座とか通信講座)

 

 知識が手に入ったら、次に現実的なプランによってその知識を体系化し、活用するための計画を立てる。知識というのは、何らかの目的に向かって応用されなければ価値を持たないものだ。成功する人々は、自分の人生の目的、仕事、職業のために常に知識を求めてやまないものである。成功しない人がよく犯す間違いは、学校を卒業すると、それで知識の吸収が終わるのだと思い込むことだ。学校教育というのは、どうすれば人生に役立つ知識を得ることができるかという、勉強の仕方を教えているにすぎないのである。

 

・・・大成功の出発点は、アイデアなのだ。その最初のアイデアが、次の大きな収入をもたらすアイデアを生み出したのである

 

 平社員からスタートし、堅実な努力によって次第に昇進していくという考え方は、それなりに健全な考え方のように思えるかもしれない。しかし、その考え方には問題がある。その一つは、平社員からスタートするほとんどの人々は、現実にチャンスをつかむどころか、チャンスをつかみ得る高さまで上がっていくことが非常に困難なことなのだ。そのため、彼らはスタートラインに立ったまま一生を過ごすことになりかねない。

 また、低い地位からでは見通しが暗いものだ。そのため、ヤル気、意欲を失ってしまうこともある。そしてついに「大志」を見失ってしまうのである。私たちはそれを「型にはめられた人間」と呼んでいる。毎日の決まりきった仕事に追われ、あくせくし、それが習性になっている人間のことを指すのである。そして、毎日のマンネリ化した生活にどっぷりつかってしまい、ついにはそこから脱出しようとする意欲さえなくしてしまう人間になってしまうのである。

 だから、たとえ一段でも二段でも上に上がることは重要であり、意義深いことなのである。一段でも高い地位にいれば、周囲がよりはっきり見えてくるものだ。人々が昇進するためにどのような努力をしているのかを観察することもできるし、他人よりも早く機会を見つけることもできる。また、その機会を躊躇なく活用することができるからである。

 

 優れたアイデアは無限の価値を持っている、ということだ。想像力を発揮して素晴らしいアイデアを得ることは、大学で何年間も勉強して医師や弁護士になった人よりも、何倍ものあるいはそれ以上の収入を得ることができるのだ。

 素晴らしいアイデア、これほど価値のあるものはない!

 どんなアイデアでも、その背後に専門知識が必要である。運悪く、まだ富を築くことのできない人にとっては、想像力を発揮して絞り出したアイデアよりも、専門知識のほうがより簡単に身につけることができるだろう。だからこそ、他人の専門知識を活かして使う想像力を持っている人が、世の中から求められているのである。

 何よりも重要な脳力とは想像力のことである。あらゆる専門知識を効果的に組み合わせ、富を得るための計画を作りあげていくのにそれは必要不可欠のものだからである。

 

・・・重要なのは、あなた自身の想像力なのだ。

 

エッセンス⑤

▼知識を持っているだけでは役に立たない。明確な願望や目標を達成するために活用してこそ役に立つのだ。

 

▼教育は、経験と人々との交流から得られるものだ。ヘンリー・フォードは「無学」であったからこそ富を築くことができたのである。

 

▼知識を得るのはたやすい。この章で示した五つの知識源を参考にするとよい。

 

▼品物ではなく、サービスやアイデアを高く売ることもできる。六〇歳を過ぎてからでも、この方法で成功した人もいる。

 

▼この章で述べたことを実行すれば、他人より一〇年先んじることができる。

 

▼知識は豊かさへと続く道であるが、その道を進む決心がなければ豊かにはなれない。

 

以上、第5章でした。

 

ご自身の夢や希望、成功を強く望んでいる方は、本書を一度読んでみてください。

”成功哲学”のバイブル的 自己啓発書です。

 

続きは、後日となります。

 

第6章 から 第18章

アクションマニュアル

思考を現実化するために

へと続きます。

 

「思考は現実化する」 アクション・マニュアルつき 

 

ナポレオンヒル