浅草スペシャルスマイル(So Long, Farewell)
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九.雅麗華

 

ロック座、3階、食堂。

 

雅『おい、P、おめー、ほんとにいっちまうのかい、、、(嘘泣)。おめーはほんとに弟みてーなもんだったからよ、酒もよく一緒にのんだし、けんかもいっぺーしたしな、ねえちゃんいつでも居ざっくで待ってっからよ、つれーことあったらいつでも店に来いよな、、、(嘘泣)。ほんでおめー、来年から何すんだ!?』

 

P先生『ねえちゃん、俺は来年から【雨ニモマケズ】さ。お天道様の下で畑でも耕してさ、静かに笑って暮らすんだ。もしも悲しいことがあっても香山みたいにジャケット叩きつけて全裸でのたうちまわるんじゃなくってよ、去年のEARTH BEATの時のねえちゃんのように膝が痛いって言い訳して逃亡して生きていきたい。あの時のねえちゃんみたいに嫌なことからはすぐに逃げるに限るよ。』

 

※2017年のEARTH BEAT 4景、みおり・武藤・雅といういぢめのようなキャスティングをされた雅さん。必死でみおり、武藤のパッキパキダンスについていこうとしたが残念、途中で「膝がいてー!」と悲鳴をあげて数日間、4景を休んだ。

 

雅『あれはほんっと、しんどかった!ねえちゃん踊りながらおめーがあれ観てざまぁみろって笑ってる顔が浮かんでたからな。それはそうとおめー、ねえちゃんプロデュースの正月公演、手伝ってくんねーのか!?』

 

P先生『まゆもすっかり一人前になった、何も心配ないよ、でもやっぱりどうしてもまゆのことは心配だからねえちゃん、これからもしっかり面倒みてやってくれよな。そうだこれ、まゆに渡しといてほしいんだ。』

 

雅『おう、なんだこれ?』

 

P先生『まゆに手紙とちょっとしたDVDが入ってる。』

 

まゆへ

まゆ、俺はどっか行っちゃうけど、遠く空の向こうからおまえのことずっと応援してるからな。俺がいなくなれば、麗華先生がここぞとばかりにしゃしゃり出てくるだろう、でもな、話半分で聞いとけばいいんだ、右から左へ流しとけばいいんだぞ。それよりもしっかりと俺がおまえに教えてきたことを守ることが大事なんだ。これからのまゆにとって何の役にも立たないと思うけれど、捨てるのも気がひけるのでまゆにプレゼントします。いらなければ武藤にでもあげてください。じゃあな。 

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