小学生時代は場面緘黙症だった娘。
中学校での口数は依然少ないが、
同じ吹奏楽部で近所の子とはよく会話できるようになった。
今日も電話で話していた。
しかし、思春期特有のストレスも加わるのか、
相変わらず家では、癇癪(かんしゃく)が絶えない。
金切り声をあげて泣き叫ばない日は、週2日あるだろうか?
これにくわえ、最近、
通学バッグのファスナーを何度も何度も開け締めしたり、
入浴前に浴室のドアを開けたり締めたりを繰り返す。
もはや、理解不能。
うるさいし、ファスナーやドアがこわれそうな勢いなので、
ひどい時には「やめんかあ!」と大声で怒鳴らざるをえない。
小学生時代に自閉症スペクトラムと診断されたが、
これが自閉症に特有の反復行動ってやつか?
そんな悶々とした日々だが、
今日、興味深い科学ニュースを読んだ。
自閉症児の腸内細菌をマウスに移植すると、
そのマウスも自閉症のような症状になる、というもの。
2019年5月30日に、カリフォルニア工科大学の生物学者らが、
Cellという科学誌に論文を載せた。
Cellは、Nature、Scienceとならぶ科学誌御三家の一つ。
科学者なら誰でも論文を載せたい超一流科学雑誌だ。
アメリカ人の子どもの腸内細菌をマウスに移植したという
限定的な条件とはいえ、論文がCellに載ったことは、
この発見の信ぴょう性はズバ抜けて高いことを意味する。
話をもどす。
つまり、社会的行動が少なく、反復行動が多いという
自閉症特有の症状は、腸内細菌によって感染するということ。
逆にいえば、最近話題の「ウンチ移植」のように、
普通の人のウンチを自閉症の人の腸に移植したら、
自閉症が改善するってことか?
キーワードは、タウリンと5−アミノ吉草酸(5AV)。
自閉症児の腸内細菌を移植されたマウスは、
非自閉症児の腸内細菌を移植されたマウスにくらべて
腸内細菌が代謝して発生する、この2つの成分量が低い。
2つは、ニューロンに結合し活性を抑制させるそうだ。
そのレベルが低いってことは、誤解をおそれずに言うと
自閉症は、神経が働きっぱなしで鎮まりにくいってこと。
この発見は、脳の活性シグナルと抑制シグナルのアンバランスが
自閉症の根底にあるという学説とも符合するようだ。
さらにすごいことに、研究チームは自閉症の改善に成功した。
自閉症のような症状のマウスにタウリンや5AVを与えると、
社会的行動が増え、反復行動が減ったのだ。
5AVは馴染みがないが、タウリンは魚介類に多い。
とっても短絡的だが、娘の反復行動や癇癪が減ってくれるなら、
魚介類とリポビタンDをたっぷり摂らせたいところだ。
ワラにもすがる思い。。。