皆さんは、怒りっぽい人ですか?
それとも、めったに怒らない人ですか?
高速道路で割り込まれたら、どう反応しますか?
渋滞にはまった時や、コール・センターに電話して待たされた時はどうでしょう。銀行や食料品店で列に並んでいる時はどうですか?
例えば、私は新聞でこんな話を読みました。
ある男性が運転中、後ろを走るタクシー運転手が自分の車にくっつき過ぎだと腹を立てたそうです。
男性は次の交差点で車から降りると、タクシーの前に立ちはだかり、信号が青になっても発車できないようにしました。
次の瞬間、このタクシーは加速し、無情にもその男性をはねました。
男性は病院に運ばれましたが、その後、多臓器損傷により亡くなりました。
タクシー運転手は悪意があったとして起訴され、収監されました。
損だとは思いませんか?失われた命と、刑務所で過ごす日々…
人生には、腹立たしいことや嫌なことがたくさんあるし、無性に頭にくることだってあります。
でも考えてみると、多くの人が大騒ぎすることは、大抵、ささいなことです。
小さなことですぐに腹を立てていると、大事なことから遠ざかり、心が疲れてしまいます。
楽しく目標に取り組んでいても、急にトラブルに直面し、調子が狂ってしまう可能性もあります。
私は、腹立たしいことがあると、いつも心の中で考えます。
“これは1週間後も自分にとって重要なことだろうか?
1週間経っても、この問題を気にしているだろうか?
”ほとんどの場合、答えは“ノー”です。
その問題は重要でないと結論を下してしまえば、怒りの感情は消え失せます。
ささいなことで腹を立てるには人生は短過ぎると気づきましょう。
実のところ、人々の怒りの原因は、大抵、小さなことです。
“後で振り返ってみれば笑い話になるさ”と、よく言うではありませんか。
それなら、なぜ今、そうしないのですか?
皆さんがこれから何十年も生きている保証はありません。
あらゆるチャンスを生かし、笑って過ごしましょう。
ささいなことは気にしないで。
そうすれば、必ずや人生はもっと楽しくなります。