ペタしてね
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人類が誕生した頃から、私たちは夢に魅せられてきました。





夢は、別の意識レベルに存在する世界を描いています。





誰しも夢を見ますが、その内容は人によって全く違います。





夢は、あまりにも心の奥にあり過ぎて、本人でさえほとんど気付いていないような、ひそやかな考えや感情を映し出します。










夢は多くの領域で研究されています。





心理学、神経学、睡眠科学、象徴学などです。





ジークムント・フロイトの『夢判断』によって、夢の研究に、科学的な分析が用いられるようになりました。





後に続くカール・ユングは、夢やシンボルを別の観点から見て、夢は、覚醒時の精神を有意義に反映したものだという考えを広めました。





夢が意識と無意識をつなげているということを、科学者や心理学者たちが理解するようになったのは、割と最近のことですが、霊能者たちはずっと以前から、夢はスピリチュアルな世界との通信手段だと考えていました。





夢は、過去と未来、既知のものと未知のもの、あるいは、現実と空想を結び付けると考えていたのです。










眠っている時、魂はその神聖さを証明する。





肉体から離れ自由になる時、これから起きることが夢に現れる――キケロ





私たちが眠るのは、恐らく夢を見るためです。


睡眠は、食べ物や水と同様、健康にとって不可欠です。





睡眠不足だと、体調を大きく崩したり、重い心の病にかかったりすることがあります。





極度に睡眠が不足すると、死に至ることもあります。





睡眠についての科学的研究は、脳活動を計測して記録できる新技術の活用により、目覚ましい進歩を遂げました。





眠っている間、脳波は大幅に変化します。





睡眠状態にある間の体の働きについて、多くのことが分かります。










体は、眠っている間に活力を取り戻し、翌日の活動に備えます。





脳も、体と同じように、睡眠によって回復します。





ストレスに対抗し、感情をコントロールし、思考能力を最大限に発揮するのに必要な精神力を与えてくれるのです。










通常の睡眠サイクルでは、一晩の間に数回、5つの異なる段階を経ます。





この段階は、うたた寝・浅い眠りから熟睡まで、眠りの深さによって表されます。





睡眠段階は、大きく分けて2種類あります。





急速眼球運動を伴うレム睡眠と、急速眼球運動を伴わないノンレム睡眠です。





科学者は、まぶたの下で眼球が急速に前後に動いているかどうかによって、この2つを区別しています。










夢を見るのは睡眠サイクルの中でもレム睡眠の時で、10分程度のこともあれば、1時間以上続くこともあります。





レム睡眠は一晩の間に何度か発生し、その周期が訪れるたびに、時間が長くなっていきます。





睡眠ポリグラフ(睡眠中の脳活動を計測するのに用いられる)で検査すると、夢を見て活発に活動している時の脳波は、覚醒時に近い動きをしています。





夢を見ている時、体は休息していますが、脳は、別の意識レベルで活動しているのです。













私たちが夢を見るのは、睡眠サイクルのうち、レム睡眠中、つまり深い眠りに入っている時だけです。





私たちは、普通、サイクルが完了したタイミングで目覚めます。





そのため、決まった時間に寝て、一晩ぐっすり眠ると、目覚めが良いのです。





目覚めた時、夢の記憶は薄れています。





つまり、よくあることですが、レム睡眠中に見た夢は、完全に忘れられているのです。










私たちは夢を見さえすればいいのです。







私たちが見る夢には、色々な意味があります。





夢は、心に秘めた不安や願望を示します。





夢の世界は自由です。





問題の解決法を探り、創造性を解き放ち、アイデアや空想を膨らませることができます。





社会的な制約を受け、物理的な法則に縛られていては、できないことです。





夢によって、私たちはスピリチュアルな世界に心を開くことができます。





時空の壁を超えて、メッセージを受け取れるのです。










私たちは、夢を覚えていることもありますが、夢の中では、覚えている以上のことを経験しています。





夢の力や存在感を完全に理解するのは難しいことです。





たまに夢の内容を思い出す程度では、夢からのメッセージをしっかり読み取ることはできません。





夢が表す本当の意味を知るには、もっと夢を思い出せるようになる必要があります。










もっとも簡単な方法は、枕元に日記を置いておくことです。





夢から覚めたら、できるだけ早く記録しましょう。





覚えていることを、単語やイメージだけでサッと書き留める練習をしてください。





づりが間違っていてもいいし、完全な文章になっていなくても構いません。





照明は暗めにしておいてください。





また眠ってもいいのですから、目が冴えてしまわないようにしましょう。










夢を思い出すのを夜の日課にして、忘れないよう自分自身に言い聞かせましょう。





ベッドに横になったら、目を閉じて、いつでも眠れるようにしてください。





“今夜は夢を思い出すぞ”と、心の中で静かに念じます。





心配したり不安に思ったりせず、睡眠習慣の一部にしてしまえばいいのです。





潜在意識がメッセージを読み取ってくれます。








朝、目覚めたら、静かに横になって、じっとする習慣を付けましょう。





リラックスし、昨夜のことを考えます。





夢がそっと意識の中に戻ってくるようにするのです。





もう一度、できるだけしっかりと日記に夢を記録してください。








夢を思い出すのは、慣れるまで時間がかかるかもしれませんので、根気良く続けてください。





やがて日記は、夢物語でいっぱいになるでしょう。





毎週、時間を取って日記を読み返してください。





夢の内容をすべて記録できるよう心掛け、その夢を見てどんな感じがしたか思い出してみましょう。





その夢が意味するところを感じ取るのです。








夢を見ると、すぐに何らかの感情が湧きます。





幸福、不安、心配などです。





その感情を感じ取って、記録してください。





自分の人生と照らし合わせて考えてみましょう。





今、あなたの人生はどんな状況にありますか?





あなたは、自分の人間関係、仕事、家族について、どう思っていますか?










夢日記は、夢が持つメッセージを知るための重要なツールになります。





夢を思い出す習慣を身に付けてしまえば、豊かな人生を知り、素晴らしい世界に踏み出すことができます。





豊かな人生は、眠れる自己を超えたところに存在するのです。










私たちが見たり感じたりすることはすべて、夢の中の夢に過ぎない――エドガー・アラン・ポーリアナ・リーガンさんは、作家であり、無料オンライン占いを提供する“ユア・サイキック・ワールド”の責任者でもあります。





タロットカード、恋愛と人間関係、夢判断、星占い、手相占いなど、占い関連の記事をいくつか書いています。







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