

多くの“プロ”の霊能者には、話の内容がひどくあいまいだという欠点が見られます。
彼らは、「あなたは5月に縁がありますね」とか「“ダン”や“デーブ”など“ダ行”で始まる名前が浮かびました。
誰か心当たりはありますか?」などと言います。
また、「あなたの周りに幼い子供が見えます。
あなたが子供を持つということかもしれません。
それか、誰か、知り合いに子供ができるのかもしれませんね。
いや、もう生まれている可能性もあります。
あるいは、あなたが新しいことを始めるという意味かもしれません」などと言うことすらあります。
これはあんまりでしょう。
どんな意味にでも取れます。
どんな意味にも解釈できるのでは、占いは全く無意味です!
それでも人々は、こうした、あいまいな占いを受け入れます。
なぜなら、霊能者の予言というのは、つかみどころのない神秘的なところがあるからです。
霊能者がどのようにして占うのか、本当に分かっている人はほとんどいません。
電気も長い間そうでした。
どんな仕組みで動いているのか知っている人は、ほとんどいませんでしたし、今でもそうです。
私の個人的な知り合いは皆、電気のことをよく知っていますが、大抵の人は違います。
多くの人が、ぼんやりとした占い結果を受け入れるのには、他にも理由があります。
人は単純に、自分が信じたいと思うことを信じます。
いい例が上の小さな子供についての話です。
例えば、新しい事業を始めたいとひそかに思っている人がいたら、
占いの結果を見て新事業にゴーサインが出たと解釈するでしょう。
抽象的で意味の無い占いがまかり通る理由は、まだあります。
私自身は、あいまいな占いに納得したことはありません。
そして、皆さんも、あやふやな占い結果を甘んじて受け入れる理由は無いのです。
私は『キー・トゥ・パワー』の中で、皆さんが霊能力の精度を高めて、
不明確な占いを受け入れずに済むよう、努めてきました。
ここで、細部まで説明できるくらい予言の精度を高めるテクニックをいくつか紹介します。
役立つトレーニングとテクニックをいくつか説明します。
まず、物質レベルでの知覚能力を高める必要があります。
対象物を正確に描写できれば、物質レベルで認識したものを正確に説明する能力が高まります。
これが『キー・トゥ・パワー』ステップ・バイ・ステップコースの1つ目のトレーニングです。占いにおいて正確に認識することが、どれほど重要か分かるでしょう。
対象物について気付いたことを全て書き記せば、
物質レベルでの知覚能力がどの程度なのか(さらに、認識したものを描写する能力も)測れます。
フォークや鉛筆といった簡単なものから始めるなら、
ノートまるまる1冊を埋め尽くすほど書き記す必要はありません。
とはいえ、簡単なものでも、2~3ページは書けるようにすべきです。
せめて50~100個、特徴を挙げましょう。
花や果物など、もっと複雑なものなら、最低20~30ページは書けるはずです!
知覚の精度を上げるうえで次に重要なのは、実在のレベルとつながることです。
実在のサイキックレベルについては、流派によって呼び名が異なります。
アストラルレベルと言う人もいれば、スピリチュアルレベルと言う人もいます。
エスリックレベルと呼ばれることもあります。『キー・トゥ・パワー』では大抵、サイキックレベルとアストラルレベルを一緒に考えますが、専門用語は重要ではないので、好きなように呼んでください。
大切なのは、アストラル界に入り、そこにあるものを認識できるかどうかです。
こういったことになじみがない人にとっては、これは分かりづらいかもしれません。
創造力を駆使するのがポイントです。
霊能者は大抵、創造性が豊かですが、それに気づいたことはあるでしょうか?
実際のところ、霊能者の中にも、創造力が不足しているような人もいます。
でも、それほど多くはないでしょう。
それに、創造力があっても表に出していないだけなのかもしれません。
私自身、創造性を披露したために苦い経験をしたことが何度もあります。
それで、ほとんど創造性を表に出さないようになりました。
『キー・トゥ・パワー』ステップ・バイ・ステップコースでは、
2つ目のトレーニングとして、創造性を解き放つことに重点を置いています。
創造力を高めるのにうってつけなのが、2つのアイテムを使うだけの簡単な方法です。
どうすれば片方のアイテムをもう一方のアイテムに似せることができるか、
想像してみるのです。
あるいは、アイテムの形を変えずに、
もう一方と同じ機能を果たすようにするにはどうすればいいかとか、
2つのアイテムを1つに合体させるにはどうすればいいかということを考えてみましょう。
このトレーニングを何回か行えば、皆さんの創造性は大きく花開きます!
創造力を高める他の方法も紹介しましょう。
いつもと逆のことや、馬鹿げていると思われていることをしてみてください。
この手法は、シャーマニズムを信仰する文化で、よく利用されています。
後ろ向きに歩いて1日を過ごしてみてください。
コーヒーには塩を入れ、食べ物には砂糖を振りかけてみましょう。
下着を服の上に着てみてください。
誰かに会った時には「さようなら」、別れる時には「こんにちは」と言ってみましょう。
床に寝そべって、足だけ椅子に乗せてみてください。
自分だけの言語を作って、1日、その言葉でしゃべってみましょう。
他の言語を話してはいけません。
新しい世界観が得られるはずです――精神病院に連れて行かれなければ。
これは『いまを生きる』という映画の基本的なメッセージに通じています。
人生を新たな視点から見るようにしてください。
型にはまった人生から抜け出し、好きなように生きてみましょう。
それでは、新しい創造力を手に入れたところで、
サイキックレベルがどういうものなのか考えてみましょう。
幽霊が見えるふりをしてください。
大いなる力を感じているふりをし、全てを知っているふりをするのです。
スピリチュアルな存在を認識しているふりをすればするほど、
こうした知覚ルートを感じられるようになりたいという望みを、
自分の内なる心に伝えることになります。
実のところ、私たちは皆、スピリチュアルなものをごく当たり前に感じ取っています。
でも、そうやって得た情報のほとんどを、内なる心は受け入れません。
私たちが自分でそのようにプログラムしてきたからです。
ですから、スピリチュアルなものを認識する能力を活性化させるために、
この仕組みを変えるべきです。
以上のトレーニングだけでも、霊能力を刺激することができます。
その効果は、他のものとは全く違います。
心を開いて、スピリチュアルにイメージを感じ取れば、
より正確に感じたことを描写できるようになります。
物質レベルで、明確に描写するよう練習してきた場合は、特に高い効果が得られるでしょう。
著者について
アラン・タットさんは、世界的に有名な“キー・トゥ・パワー・マスタリー・システム”の生みの親です。次のサイトで“キー・トゥ・パワー・マスタリー・システム”を入手できます。http://www.KeysToPower.com
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