ペタしてねペタしてね

マリア・デュヴァルさんの、初心者向けの瞑想を紹介します。経験豊かな“瞑想家”の皆さんにも、とても役立つはずです。

1.背筋を伸ばして座ってください。両足は床にぴったりとつけます。背骨をまっすぐにしたまま、肩の力を抜きましょう。両手を開いて膝の上に乗せます。利き手で、反対の手を包むようにしてください。体をリラックスさせることに集中し、頭のてっぺんから足の先まで、全身に意識を巡らせます。

2.自分の体をしっかり意識しつつ、息を吸うときの呼吸にも注意します。鼻孔から入ってくる空気に集中しましょう。さらに、吸い込んだ空気が喉を通って、肺に入っていくのを意識してください。

3.息を最大限に吸いこんで、いったん止め、それから息を吐き始める時の息の流れに注目しましょう。息を吐き出し終えて、もう一度息を吸い込む直前に、呼吸はいったん停止するはずです。その瞬間の呼吸の流れも意識してください。

4.息を吸ったり吐いたりする時に、胸部が広がったり縮んだり、胃が上がったり下がったりすることに注目しましょう。呼吸が長くなめらかになっていくのに気がつくはずです。呼吸のリズムを意識して、息を吐くたびに、全身の筋肉がどんどんほぐれていく様子を想像してください。

5.ここで、自分の心に意識を向けます。心に浮かぶ考えを観察してください。しばらくすると、思考が穏やかになり、観察しやすくなるのに気付くでしょう。

6.練習を重ねれば、やがて、雑念が心に入って来ない境地に達するでしょう。その頃には、皆さんの心は雲ひとつない空のようになっています。

7.仏教徒が“無心”と呼ぶ、この境地に達してしまえば、すぐに証人として“地神”が現れるでしょう。“地神”は平常心を超えたところにあり、永遠に私たちを見守っています。

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