

人は皆、真実、正義、美を求めています。なぜなら、心に刷り込まれた嘘しか信じていないせいで、絶えず真実を疑ってしまうからです。また、自分の信念の中に正義が存在しないからこそ、正義を探そうとします。
人は決して探求をやめませんが、すべては私たちの中に予め備わっているのです!
結局、私たちが真実を見つけられないのは、真実が見えていないからです!私たちが自分自身と交わす誤った約束や信条によって心が乱され、真実が隠れてしまいます。人間は、自分は正しくて他人が間違っていると思いたがるものです。つまり自分の信条を過信するが故に、苦しみを味わいます。
人生はある種の霧の中を進むようなものです。この霧は現実とは程遠い夢にすぎません。私たちの信条や、自分がどういう人間なのかという自己認識や、他人、自分自身、時には神と交わした約束で成り立っている、個人的な“人生の夢”にすぎないのです。
幻想に浸る――これが人間の条件です。人間には幻想の中の真実は見えないし、真実が見えないということさえ分かりません。真実を語ることを恐れて、人生に抗っています。その結果、幸福、愛、幸運、富が欠落した人生になってしまうのです。今持っているものを持ち続ける、あるいは苦しみを最小限に抑え続けるためだけに、私たちはもがき続けなければなりません。
ありのままの自分でいることを人間は最も恐れています。私たちは、無理をして周りの要求に応えながら生きること、周りの考えに従って生きる術を学んできました。周りが自分を受け入れてくれなくなるのではないか、他人から見ると自分は力不足なのではないかと、不安を抱いているからです。
それでは、この幻想は、どのように私たちの人生の一部に組み込まれたのでしょうか?
私たちの順化プロセスの一部だから、というのが答えです。自覚していないかもしれませんが、常に正しいことをできるように、完璧な姿を自らイメージしているのです。世間に認められるには、また、両親、兄弟姉妹、先生たちに喜んでもらうには、自分はどのような人間であるべきかというイメージです。
周りの目から見て正しいことを行うために、実現不可能な完璧なイメージを築き上げてしまいます。
しかしイメージを築いても、現実的ではないので、その完璧な姿を実現することはできません。
不完全であるが故に、人は自分自身を認められないことがよくあります。
自己嫌悪の度合いは、大人たちがどれだけ私たちの統合性を崩壊させたかによります。
基本的に、いったん順化プロセスが完了したら、
問題は“他人の目から見た正しいことをする”という次元ではなくなります。
自分自身が考える完璧な姿に適合できていないために、
正しいことをしていないと感じるようになるのです。
私たちは、理想像に近づけない自分を許すことができません。
“完璧”でない自分を許せないので、完璧な姿を演じて後悔したり、
イライラしたり、後ろめたさを感じたりします。
その結果、偽りの姿であることを知られるのを恐れ、
“本物”ではないことを周りに見抜かれないように社交上の仮面をつけるのです。
言うまでもなく、私たちは絶えず他人のあら探しもしています。
自分の方が“まし”だと分かれば、安心するからです。
人は皆、愛され受け入れられることを本質的に必要としていますが、
同時に、自分自身を受け入れたり愛したりすることができません。
自尊心の欠落は、自分自身を愛していない証拠です。
例えば、何人の著名人が自尊心を保って行動しているでしょう?
自分に厳しく行動している人は多いでしょうが、
自尊心を捨ててしまっているという事実については、まるで子供のように無知といえます。
では、マリア・デュヴァルさんが提案する、他人の目から見て完璧な姿を実現する方法とは?
耳寄りな情報があります。絶えずビクビクしながら生きる必要はありません。
どんな場合でも歴史が伝える先人の知恵があるので、心配は無用です。
人生の知恵から学べば、人生で充実感を得るのを妨げてきたマイナスの働きから、
自分を解放することができます。古代の魔術師の秘密から学びましょう。
メレ・Tさんはスピリチュアリティーを研究していて、ブロガー、自然保護論者で、
フリーライターでもあります。
スピリチュアリティーの面で、
霊能者マリア・デュヴァルさんからのアドバイスによって大きな恩恵を受けてきました。
家族とともにニュージーランドに住んでいて、静かな暮らしを楽しんでいます。
環境との精神的なつながりを築くのに役立つのだそうです。
マリア・デュヴァルさんについて書いたメレさんのブログは、
Maria Duval – Psychic – Clairvoyantです。

