

人間の心は複雑です。
心のある一部分が、ありとあらゆるものを判断します。
つまり、天気から隣人まで、すべてについてです。
この内なる“裁判官”は、自分自身の“法律書”の内容を参考にして、あらゆることを判断します。
何をすべきか、すべきでないか、何を考えるか、何を感じるかといった、行動、思考、感情、
とにかくすべてのことです。
つまり、あらゆることが、この“裁判官”という暴君の支配下にあります。
自分の“法律書”に反することをするたびに “裁判官”が有罪を言い渡し、
皆さんは後ろめたさを感じなければならないのです。
毎日、毎年、これが日に何度も起きます。
これと並行して、心の別の部分は罰を受ける側にいます。
“被害者”と呼んでいいと思いますが、戒めや罪悪感、辱めに耐え忍ぶ側です。
こんなセリフをあなたの中の“被害者”は口にするかもしれません。
「かわいそうな私、私は力不足なんだ。そこまで頭は良くないし、才能もそんなにないし、愛される価値がないんだ。評価されるには値しないんだ…」
これらはすべて、皆さんが正しい信念体系を最初に選ばなかったために、もたらされているのです!
信念体系とは、どんな生い立ちや文化のもとでも、世代から世代へと受け継がれます。
どんな場所でも、それは同じです。
信念は心の中に深く根ざすものなので、何年もたち、
新しく学んだ考え方に基づいて意思決定しようとしても、
周囲から受け継いだ信念が私たちの人生にいかに大きな影響を与えているかを思い知るだけでしょう。
これらの信念に反することはすべて、私たちを不安にさせます。
そして、信念を疑問視したり無視したりすることは、“感情への毒”として作用し、
ますます不安感を増大させるのです。
あなたの“法律書”が間違っていても、背くことはできません。
たとえ自分自身で選んだ信念体系ではなくても、私たちはそれを受け入れて生きてきたからです。
信念の影響力はとても強いので、誤りだと見当がついていても、その規則を破るたびに、
罪悪感、後ろめたさ、自責の念を感じてしまいます。
社会の“理想”を実現するための基準となるのは、政府が制定する法律です。
同様に、あなたの現実と“理想”を導いてくれるのは、自分自身の法律書といえます。
これらの法律はすべて頭の中にあって、あなたはそれを信じています。
そして、内なる“裁判官”の言葉は、すべてその法律に基づいているのです。
“裁判官”は判決を言い渡し、“被害者”は罪と罰に苦しめられます。
でも、その過程において、真の正義は全く機能していません。
“法律書”に偽りがあるため、“裁判官”は過ちを犯します。
95%の確率で、私たちの心に刻み込まれた信念は嘘ばかりです。
私たちは、こうした嘘を信じて苦しんでいるのです。
立ち向かいましょう。
人生は不安に支配されています。
世界は、人々の苦しみ、怒り、復讐心、暴力、そして大小さまざまな戦争で溢れかえっています。
すべては“理想”の中の不法行為が反映されたものにすぎません。
1000年前も今も、不安な状態は変わらないし、1000年後も同じでしょう。
逃れることはできないのです。
メレ・Tさんはスピリチュアリティーを研究していて、ブロガーであり、自然保護論者でもあります。
彼女は、スピリチュアリティーの面で、霊能者マリア・デュヴァルさんからのアドバイスによって、
大きな恩恵を受けてきました。
家族とともにニュージーランドに住んでいて、静かな暮らしを楽しんでいます。
環境との精神的なつながりを築くのに役立つのだそうです。
マリア・デュヴァルさんについて書いたメレさんのブログは、
Maria Duval – Psychic – Clairvoyantです。

