本を開くと当時の思い出が蘇る
こんにちは、よしまるです。
わたしは読書が趣味で、通勤・通学の電車移動の際には必ず本を読んでいます。単行本だったり、文庫本だったり、図書館本だったり……。
学生時代の電車の中は、本を読んでいる人、新聞紙を広げている（スポーツ新聞ではたまに風俗の情報ページが全開になっていて裸のおねえさんの写真が他の乗客の目の前に出てきたりしていた）人、『週刊少年ジャンプ』などの漫画雑誌に夢中になっている人、週刊誌のページをめくっている人（たまにグラビアでヘアヌードのページが全開になっていたりした）と、みんな何かしら読んでいましたね。“活字中毒”なんて言葉もありました。
ただ、今ではみんなスマートフォンをいじってますね。ワイヤレスイヤホンで動画を視聴している人も多いです。ただ、これもたまに露出度の高いコスチュームを着た美少女キャラが画面に出てきたりして……。スポーツ新聞時代に通じるものがありますが。
※それにしてもああいうアニメやゲームに出てくる美少女キャラの戦士は、なぜいちばん守らなきゃいけない腹を出して戦っているの？ おじさんとしてはおなかが冷えそうでとても心配です。
なぜ君たちは腹を出しているんだ!?
最近、新しい本を2冊ほど読みました。中山七里さんの『棘の家』と『人面瘡探偵』。中山七里さんは『七色の毒』や『さよならドビュッシー』を読んで、とても好きになったミステリー作家です。あとは、『連続殺人鬼カエル男』とか『贖罪の奏鳴曲』とか。
中山七里『人面瘡探偵』
同じく『棘の家』
で、どちらも感想は「うーん……」というものでした。やっぱり初期の作品に比べるとねぇ……。まあ、一定の水準をキープしているのはさすがなんですが。『作家刑事毒島』なんかは、ブラックユーモアが効いていて好きな作品なんですけどね。多作すぎるんだろうなぁ、やっぱり。
そこで口直しというわけではないのですが、本棚から村上春樹さんの本を取り出して、久しぶりに読み返しています。連作短編集の『神のこどもたちはみな踊る』と、エッセイ『もしぼくらの言葉がウイスキーであったなら』。村上さんの文章は静謐でカチッとしているので、乱れた心を整えたいときに読むと心が落ち着きます。
村上春樹『神のこどもたちはみな踊る』
奥付を見ると、この本の発行は2000年2月とのこと。もう24年も前ですか。その間、ずっと本棚で眠らせていて、なんだか申し訳ないです。『風の歌を聴け』や『1973年のピンボール』『ノルウェイの森』なんかはちょいちょい読み返しているのですが、こうした短編集やエッセイは、なかなか読み返すことがなく……。これからはもっと繰り返し読むようにしないとな。
『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』
でも、こうして昔の本を読み返していると、本を買った当時のことを思い出しますね。『神のこどもたち……』は、当時暮らしていた神奈川県にあった川崎競馬場のスタンドで読んでいた覚えがあります。その頃はネットの競馬なんてなかったので、馬券は紙の馬券だけでした。だから、競馬場へ行ってもレースは30分に1レースだけ。その合間を埋めるために、競馬場のスタンドではずいぶん本を読みました。あ、あと競馬新聞も（笑）
『もし僕らのことばが……』も、川崎競馬場のスタンドで……って、おいおい。おんなじかよ。こちらの発行日は1999年12月。時期が近いな。じゃあ、やっぱり川崎競馬場で合ってるわ。あの頃は港町（※競馬場の最寄り駅です）に、しょっちゅう通ってたからな。
それから、宮部みゆきさんの『龍は眠る』とか『レベル7』もスタンドで読んだのを覚えてるぞ。どちらも新潮文庫。おそらく、これも発行年月日が近いのでは？ 調べてないけど……。
川崎競馬場。こういうベンチっぽい椅子に座って、本を読んでいたなー。たまに雨が降ってくると、屋根の下まで移動したりして。そんな時は通路に座って読書していたなー
今では埼玉に越したので、川崎競馬場へ行くことはなくなりました。そのかわりに浦和競馬場には通っていますが。これからも本棚の本を順番に読んでいくつもりですが、おそらくその度に初めて本を読んだときの思い出が蘇るんだろうなー。競馬場の思い出ばっかりだったりして（笑）
今日はWワークのラーメン屋さんはお休みです。昼の本業の後は何をしようかな。お米がなくなりそうだから買いに行きたいんですが、どこかに売ってませんか？ ウチの近所は全滅なんですよ……。
では、今日はこの辺で。お読みいただき、ありがとうございました