かぐや姫を歌いながら働く | 52歳 一生底辺。もうフリーターでいいや

52歳 一生底辺。もうフリーターでいいや

ギャンブルとホッピーが好きな52歳 会社員です。20代でハマった競馬と風俗のせいで、人生ハチャメチャです。
最近、近所のラーメン屋さんで夜のアルバイトをはじめました。
いろいろと大変ですが、もう若くない身体に鞭打ってがんばっています。

 

「夏 この頃」

 

昨日は初めてのアルバイト先である忠実屋での思い出について書きました。

 

 

忠実屋では、よく歌を歌いながら働いていました。

 

バックヤードから台車に乗せて商品を運び、棚に並べ、またヤードに戻る。段ボール箱を潰して投げ、また次の商品を乗せて売り場へ……というのが主な仕事の流れでした。お客さんとじかに話す機会はほぼなく、棚から商品が消えないように、ひたすら補充するのです。特に豆腐と冷凍枝豆は売れ筋で、台車に山積みして運んだのをよく覚えています。(豆腐を高く積み過ぎて倒してしまい、商品をダメにしてしまったのもよく覚えています……)

 

わたしはいま51歳ですが、その頃から70年代のフォークソングが好きでした。友達とは音楽の趣味がちょっとずれていましたね。当時はおニャン子クラブの全盛期で、アイドル(今の「アイドル」とはだいぶイメージがちがうけど......)では、森高千里さんとか後藤久美子さんなんかが人気でした。

 

森高千里さん。当時はまったく興味なかったなー

 

そんな時、わたしが聞いていたのはさだまさし・海援隊・かぐや姫・吉田拓郎……。今は大好きな尾崎豊さんは、7つの年齢差が大きくて当時はまったく聴いていませんでした。よく考えたら、わたしが忠実屋で働いていた頃が尾崎豊さんの『10代3部作』発売の時期で、リアルに代々木オリンピックプールでライブをやってたんですよね。そう思うと感慨深いものがあります。

 

当時、アルバイトをしながらいちばんよく歌っていたのは、かぐや姫の「夏 この頃」という曲です。有名な「妹」のB面(※シングルレコードではカップリングといわず「B面」といいます)だった歌ですが、はっきり言って広く知られた曲ではありません。

 

かぐや姫の「妹」。B面が「夏 この頃」です

 

「かぐや姫全曲集」というCDに収録されていたのですが、なぜか大好きになりましたね。毎日のように歌っていました。

 

「かぐや姫全曲集」。同じタイトルのアルバムは複数ありますが、わたしが買ったのはこのクラウンレコード盤。4曲目が「夏 この頃」

 

こんな歌詞の歌です。

作詞は伊勢正三さん、作曲は山田つぐと(山田パンダ)さん。

 

我が家ではなんだかこの頃

静かな日が続いてる

山で死んだあいつがいた頃は

とてもにぎやかだったのに

白髪が増えた親父も将棋の相手がいないと

ふとぐちをこぼしたりする

 

この頃僕もなんだか淋しくて

深夜放送を聞いたりする

昨夜どこかであいつの好きだった

歌がかかっていたっけ

妹も部屋にこもりラジオ聞きながら泣いてた

好きだったんだねあいつのこと

 

通り雨過ぎたあとに残る

香りは夏この頃

おふくろも嫌いなはずだった

小犬を飼ってみたりしてる

今朝早く兄貴から男の子が生まれたと知らされた

夏の暑い盛りに……

 

 

有名な「神田川」や「赤ちょうちん」が聴きたくてCDをさがし、レコード店でたまたま見つけたアルバムに収録されていたので、この曲に出会うことができました。今はサブスクの時代だから、そういうことってないんでしょうね。今でも飽きずに聴き続けています。

 

あと、14曲目の「遠い街」もすごく良い曲です。伊勢正三さんって、素晴らしい歌をたくさん残してますよね。

 

さて、今日は27日で家賃などさまざまなお金が一斉に引き落とされる日です。果たして口座残高は足りるのか……!?