大人の発達障害

こんにちは、よしまるです。

昼夜の仕事、休みの日のバタバタ、深夜の飲酒、ギャンブルのスリップなどで忙しく、なかなか更新できておりません。

それにしても、もう8月の終りですか。早いですねー。

 

Wワークのラーメン屋さんのお話です。

最近、お店で新たなバトルが勃発しました。

 

昼間にヘルプで入ってくれる他店の社員さんのEさんと、長くお店で働いてくれているパートのユキコさんのバトルです。

ユキコさんは昼間のランチ営業のリーダー的存在で、仕込みから調理、発注業務まで、仕事は全てひと通りこなしてくれます。バイト歴8か月のわたしなんかより、全然お仕事ができる女性です。

 

片やEさんはなかなかお店に出られない店長の代わりに「時間帯責任者」として他店から応援に来てくれている社員さんで、店長にかわってお店の中のことをいろいろと見なければならない立場の方です。

 

Eさんがお店に来るようになってから、2人の間ではたびたびバトルが発生しているようなのです。というのも、ユキコさんは自分で「わたしは大人の発達障害です」と言っている女性で、仕事面で若干不器用な面があるようで、それがEさんの目についてしまうらしいのです。

 

大人の発達障害には人によっていろいろな症状があるようです

 

ユキコさんの症状としては、発達障害の症状の中でも特に多く見られる「臨機応変な対応ができない」というもので、商品の売れ行きや天候や気温から発注数や仕込みの量をを絞ったり増したりする、といった対応が苦手なんだそうです。

 

例えば、やたら「ごはん物」が多く売れる日というのがあります。ライスやチャーシュー丼といったごはんメニューの注文がとても多い日は、白米を多めに炊く必要があります。

そんな時でもユキコさんは、「15時になったら3合の白米を炊く」というルールに従って3合のお米しか炊きません。5合とか6合とか、多めに作っておくということができないんです。

 

また、コーラがたくさん消費されたらその分コーラを多めに発注するとか、もやしなどの野菜が余っている時は発注を減らすといった、状況に応じた対応ができないそうなのです。

 

それでお米が足りなくなったり、もやしが余ったりするたびに、社員のEさんが、

 

「どうしてもっと米を炊かないんすか?」

「もやしがこんなにあってどうするんすか?」

「コーラ品切れですよ。なんでですか?」

 

と、ユキコさんが至らない部分をいちいち指摘するので、彼女が「キーッ!!」という感じで癇癪を起こしてしまう……といったことが続いているそうです。

 

先日、店長と一緒のシフトになった時も、店長が「ユキコさんからすげぇ長文のLINEがきてんだよなー。『なんであんなこと言われなきゃいけないんですか!』って怒ってんだよなー」とぼやいていました。板挟みになっちゃったみたいです。

 

EさんはEさんで、わたしと一緒のシフトになる度に、

「なんで米が炊きあがった瞬間から次の米炊きの心配しなきゃなんねーんだよ」

とこぼしてます。お互いうまくいってないみたいですね……。

 

ユキコさんが本当に発達障害なのかどうかは分かりませんが、もし本当にそうだとしたらそれは先天的なものなので、自分ではなかなかあらためられないもののようです。臨機応変が苦手、ということは、逆に言えばルールを決めてあげれば愚直に働いてくれるということなので、そうした美点を活かして仕事をしてもらうしかないんですよね。

 

ユキコさんとわたしとは、昼と夜ではっきりシフトが分かれてしまっているので、なかなか一緒に働く機会がありません。今度、一緒のシフトになる機会があったら、ぜひ実際の仕事ぶりを拝見したいのですが……。

 

お互いにぶつかり合うんじゃなくて、なんとか折り合いをつけながらお仕事できないものでしょうか。ユキコさんまで辞めるようなことになったら、マジで困るんですよ!