若者にはない強み

 

昨年12月2日からWワークとして、夜のラーメン屋さんで働きはじめました。

今日でちょうど4か月となります。

 

いろいろ大変なこともありましたが(もちろん今でもありますが……。ピークの時に手早く調理することがまだできないとか)、最低限の仕事は覚えて、基本的には楽しく働かせていただいています。

 

今は昼の本業の収入に加えて、平均約8万円の収入増となっています。年間100万円近い増収です。これは大きい! 来年の確定申告以降は住民税を普通徴収で納める必要があるので、その分収入は目減りしますが、貯蓄用の口座にお金がどんどん入ってくるのはとても心強いものです。

 

先日、やはり50歳オーバーでWワークをしておられる方から「ブログが参考になる」というコメントをいただきました。うれしい限りです。

 

今、この文章を読んでいただいている方の中で、「Wワークをしたいんだけど年齢的に抵抗がある」とか、「こんな年齢で働いたら周りから浮くんじゃないか」と心配されている方がいらっしゃるかもしれません。そんな方にひと言申し上げたいことがあります。それは、

 

おじさんはバイト先で重宝されます

(※もちろん“おばちゃん”も)

 

ということです。

 

「年齢的に浮いてしまう」どころじゃありません。

少なくとも飲食店のホールおよび調理スタッフの求人へのおっさん(おばちゃん)の応募は、基本的にはとても喜ばれます。採用担当者さんからも聞きましたが、それは以下のような理由です。

 

 

・すぐに辞めたりせず、真面目に働いてくれる人が多い

 

・接客時のあいさつ、お声がけ、お見送りなどの際の“礼儀”がちゃんとしている

 

・テストや学校行事、友達とのイベントなどで休むことがない。

 (学生さんはテスト時期などにみんな同時に休みを取るのでお店としては困る)

 

・急に休まなければならないような場合にも、きちんと連絡をしてくれる

 (寝坊、遅刻、無断欠勤などがない)

 

・学生は長くても2~3年で就職や進学のために仕事を辞めるが、おじさんはもっと長い期間働いてくれる

 

 

つまり、裏を返せば若者は「すぐに辞めたり」「あいさつができなかったり」「無断で欠勤したり」することが多いということですね。実際、1日だけ働いてそのままフェードアウトしてしまう人はとても多いそうです。

 

大抵、思っていたより忙しくて大変だったとか、働いてみたらイメージと違っていたとか、そんなつまらない理由で退職してしまうそうです。今はすぐに他の働き場所が見つかりますからね。でも、採用担当者さんは「たまったもんじゃないよー」と仰っておられましたが。

 

中井貴一さんが主演された映画『RAILWAYS』でも、そんなシーンがありました。

 

「RAILWAIS」

 

これは49歳で会社を退職し、故郷(島根県)の鉄道の運転士になる男のお話なのですが、中居さん演じる主人公の採用を決めた鉄道会社の社内で、若い部下に「どうして50歳の人間なんて採用するんですか?」と訊かれた上司が、

 

「若い奴を新卒で採用しても3年で辞めて都会へ行っちゃうだろ。

  50歳なら10年働いてくれる」

 

と話すシーンがありました。

なるほど、と映画を観た時は納得していましたが、飲食業のバイトでも同じことが言えるみたいです。いろいろな人の体験談を聞いたら、コンビニなんかでも一緒みたいですよ。

 

わたしも土日のシフトに入れる部分を含めて、今の職場では結構重宝されているという実感があります。もちろん、まだまだ仕事が拙い部分はありますが、少しでも人の役に立っていると感じると、働き甲斐ってものがありますね。

 

 

わたしと同じようにWワークで頑張る仲間ができたらうれしいです。

では、今日も昼・夜とがんばって働いて参ります!