GENERATIONS高校TV

 

テレビ番組の新しい発展の形

こちらのニュースをご覧ください。
「AbemaTV(アベマテレビ)」で

放送していたGENERATIONSの

「高校ロケ番組」が

テレビ朝日の深夜枠で

レギュラー放送されることが

決定したとのことです。

GENERATIONS(以下、GENE)

とはEXILEなどが所属する

芸能事務所LDH所属の

7人組ダンス&ボーカルグループで、

まぁ早い話がEXILEの弟分なわけです。

AbemaTVとは何か
AbemaTV

(アベマティーヴィー。以下、アベマ)

とはこの「アメブロ」などで知られる

IT企業「サイバーエージェント

(以下、CA)」が

運営するネットTV、ネットで見るテレビ

のことです。

主な視聴者層は

10~20代の若年層であり、

アクティブユーザー数は

今年の5月時点で943万人。

元々少ない日本の若年層のうち、

約950万人が見ていると仮定すると

なかなか知名度のあるサービス

なのではないでしょうか。

この11月にはジャニーズ事務所を退社した

元SMAPの香取慎吾・稲垣吾郎・草彅剛が

三人そろって生放送出演することで、

さらなる認知度・視聴者を獲得しそうです。
 

CAがサービスを開始したのが2016年4月。

そして今年の4月に

「AbemaTVは1年で

200億円の赤字を出した。

しかしあと1年、

また同じペースで投資する」

と社長の藤田氏が

公表・発言したことも話題になりました。
ネットでの動画配信サービスは

「Netfilix」や「Hulu」などがありますが、

これらとの最大の違いは

「地上波テレビのように

24時間放送していること」

つまり

「自分から見たい動画を探す

オンデマンド方式ではなく、

電源を付けるだけで受動的に

ダラダラみれるテレビ方式を

目指していること」です。
オンデマンド方式の

「自分から見たいコンテンツを

探して視聴する」作業すら

めんどくさくなった現代人に

優しいサービス提供の仕方です。

アプリを開きさえすれば

勝手に番組が始まり、

気に入らなければチャンネルを

変えればいいだけですから

(アニメチャンネルや

スポーツチャンネルなど

内容ごとに様々なチャンネルがある模様)。

アベマに関する説明は

また今度にするとして、

今回の主題である

「番組がネットTVから地上波TVへ

進出することの意味」を考えてみます。

 

まぁ、進出先のテレビ朝日は

CAと共同でアベマを運営しているので、

今回の進出劇はそんなに敷居が高くなかった

であろうことが予想されます。

「身内での仕事」でしょうから。

また、私はチラっとしか

視聴していませんが、

番組の内容自体も「フツー」というか

「ファンの人が見たら楽しいけど、

それ以外の人にとってはそれほど」

という印象。

10月5日よりテレ朝で放送される内容も、

「昔アベマで流した内容

新しい地上波オリジナルのコーナーが少し」

という図式で要は

「使いまわし」なわけです。

しかし、深夜放送とはいえ

テレビという強力な媒体で

放送されるのですから、

新たな視聴者を増やすことは

間違いないですし、

「テレビで初めて見て番組を好きになる」

⇒「アベマでも見るようになる」

⇒「もっと好きなってテレビとアベマ両方を

見るようになる」というポジティブな流れも期待できます。
テレ朝としても、

「既にアベマで放送されていて

それなりに人気のあるコンテンツ」

ということで、

ある程度の視聴率は見込めますし、

リスクを回避できるメリットがあります。

この初の試みがどのような結果と

なるのか引き続き、

行方を見守ろうと思います。

 

 

以下、参照ページ

「200億円赤字」AbemaTVがメディアと広告の未来を変える?

 

 

「1年で200億円の赤字」――藤田社長が投資するAbemaTVの“謎”

 

 

「200億円の赤字」でもAbemaTVから撤退しない理由と決意を、藤田晋社長が明かす