義母が新型コロナ感染
昨日はバタバタの1日でした(夫が)。
一部不謹慎と思われそうな表現があったためブログはアメ限にしたのですが、整理すると
・義母が約2週間前に新型コロナに感染
(義母はコロナ禍で家に籠っている間に軽い認知症になってしまいました)
・1週間以上ほとんど何も食べていないと夫にヘルプの電話が来る
・先週末に自宅に往診に来てもらい、点滴を受ける
・更に3日経っても何も食べない
・心配した義父が少々パニック気味に
・仕事中の夫に電話してきたが、職場から実家まで1時間以上かかるため救急車を呼ぶように指示
…というところまでが昨日の話。
この間夫が2度実家に出向いて食糧調達したり医者に電話したり後日予後を説明したりと面倒を見ていたのですが、義母がコロナの症状が治まってもほとんど何も食べようとしないため、義父は不安が抑え切れなくなってしまったようです
(私は喘息持ちのせいか、昨年コロナに罹った時に完治まで丸3週間以上かかったのですが、感染したら私の面倒まで見られないので今回は関わらないでくれと夫から言われ、後方支援に徹しています)
入院まで一悶着
救急車で隣町にある県立病院に運ばれたのですが、後で聞いたら最初は県立病院からはベッドが空いていないと断られ、〇〇公立病院(ヤブ医者が多いので有名)に運ばれそうになったのだそうです。
でも、義父が「うちは県立病院か〇〇大附属病院にしか行かないことにしているんだ」と拒否したところ、救急隊員の方が再度県立病院に聞いてくれて、受け入れてもらえたとのこと。
(〇〇公立病院は、昔義母が交通事故に遭った時に医療事故レベルの処置をされたことがあって
その時も「あそこだけはやめてくれ」と言ったのですが、救急の空きがなく願い虚しく運ばれてしまったそうです。
転院を拒否されたため夫が一時外出許可を取って大学病院に連れて行ったところ、「確かにこれは酷い…」とその場で入院させてもらえることになり、転院・再手術してもらえることになったという曰くつきの病院なのです
義母はその後3度の手術をしましたが、最初の処置が酷すぎて障害が残り、今は障害者認定を受けています。
保険会社との慰謝料交渉では当初100万円と言われたのですが、弁護士をつけた途端1千万円以上の賠償額になりました
医療ミスで病院を訴えても良いくらいだったのですが、保険も降りたし面倒臭いので関わらない方を選んだそうです。
ちなみに私の妹もそこで甥っ子を帝王切開で産んだのですが、手術後の処置が良くなかったようでものすごい傷痕が残っています…
救急隊員の方には申し訳なかったのですが、お読みになっている方はそんな事情があったということでご理解ください。)
その後病院で血液検査を受けたのですが、10日以上ほとんど何も食べていなかったにも関わらず、結果は「ほぼ異常なし」。
流石長年“農家の嫁”をやってきた義母、丈夫過ぎる
そこで一旦家に帰されそうになったのですが、
・食欲が無い状態が続いており
・夫婦揃って87歳の高齢で
・今の義母の状態では排泄の介助も必要だが介護認定も受けておらず
・高齢者だけで自宅に帰すのは不安なので支援をお願いすることはできないか
…と相談してみたところ、この状態で介護認定を受けていないということに驚かれたそうです
結局義母は当分の間入院することになり、入院している間に介護認定を受けることを勧められ、手続きの方法も教えて頂いて、居住地の市役所に介護認定を申請するということになりました。
(この病院のケアマネは、現在手一杯で対応できないとのこと)
【追記】
夫が今日の午前中に仕事を休んで手続きに行ったのだそうですが、改めて確認したところ、義母の介護認定は病院で、義父の認定は市役所(自宅訪問)でしてくれるそうです 昨日はかなりバタバタしていたので夫も混乱していたみたいです。
介護認定に向けて動き出す。
夫は義父を実家に送り届けてその足で市役所に行こうと考えていたようですが、入院のための書類を書いたり、指示された入院グッズを準備するために近くのお店に買いに走ったりしているうちにあっという間に17時になってしまい、当日の申請は断念。
(私が入院した病院では必要なものは全て院内の売店で売っていたのですが、この病院内の売店では指示されたものが揃えられなかったそうです。ど田舎の病院は不便ですね…)
こういう事態になる前にと、私は10年以上前から夫にサービス付高齢者住宅を勧めていたのですが、義実家家族は全員が呑気な上に、お互いが遠慮しあっていて、腹を割って話ができない人たちなのですよね 私は部外者なので義父母には口出ししないようにしているのですが、「もっとちゃんと話し合った方が良いんじゃないの
」と夫には何度も言っていました。
「どうしようもなくなったら何か言ってくるだろうから」とずうっと放っておいたのですが、90歳近くなってくると、現状を変える煩わしさよりも、少しくらい不具合があっても現状維持を望んでしまう気持ちもわかります。
引っ越し準備とか、考えただけで気が遠くなりますよね
(私なんて既に何もかもが面倒臭いですもの
)
介護以前の問題…
義父は「先祖代々の土地を守らなければならない」という使命感に囚われているタイプでして
(ど田舎の農家の長男にはよくいるタイプのようです。
その結果夫世代では生涯独身の男性が大量生産…
)
とはいえ義父もこの数年色々と考えてはいるようで、農業は少しずつ親戚の大規模農家に委託して、現在は畑以外はほぼ引退。
その畑もここ2年くらいはイノシシに全て食い荒らされるようになってしまったそうなので、そろそろやめ時かも。
(温暖化の影響で、最近イノシシの北限が北上してきているそうです)
少し前には全ての農業用機械を売り払い、できる範囲で終活を進めているようです。
1ヶ月くらい前にも屋根の雪下ろしで転んで怪我をしたと言っていましたし、もうそろそろ二人暮らしは限界なのではないかと。
私ならここで我が家近辺のサービス付高齢者住宅への移住を畳み掛けたいところですが、夫は「住み慣れたところから離れると方言が通じなくなったりすることで話す相手がいなくなり、一気に認知症が進むことも多い」という話を同僚から聞いて、とりあえずは自宅での介護支援を希望するようです。
私から見ると、義父はど田舎の人には珍しく知的好奇心が強めで新しい環境に適応できそうなタイプですし、義母は既に認知症になっているし、そもそもコロナ禍で既に3年以上ほとんど人と話さないで生きているのだから、今の場所で暮らすのに拘るのは今更あまり意味がないと私は思うのですけれどね
自宅介護なんていつまで持つか分からないのだから、さっさと施設に入ったほうが二度手間にならないと思うのですが、なんだか後手後手だなあ…
施設選び
私は部外者(扱い)とはいえ義父母のことは大事に思っているので、私は私なりに調べて、そのうち義父母に接触した時に、それとなく合いそうな施設を勧めてみようと思っています
要支援認定さえ受けられれば入所条件はクリアできそうなので、資金面で折り合いがつけば、自宅で介護や支援を受けながら入居の順番待ちをしても良いのではないかと。
近くに住んでくれれば私も娘を連れてマメに顔を見に行けるし、100歳まで残り10年ちょっと、ゆったり楽しく暮らしてほしいなあと願っています