※一部訂正あり
一昨日から河合塾のバンザイシステム(共通テストリサーチ)が公開されました。
皆様ご存知でした
河合塾のバンザイシステムって、受験生以外でも使えるんですよ
「このくらい取れるかな」という点数を適当に入れて、受験科目や各種条件を指定すると、その科目で受験可能な大学や、指定した大学の学部学科別の判定がズラーっと出てきます
※共テ得点率75%で入力しております。
前回の高校生テストの得点率から予想される皮算用ですが、国社弱者なのでおそらくそんなに取れないと思いますw
ここでは入力していませんが、普段の模試での各科目偏差値を入力すると、総合判定も出てきます
学科別の詳細画面はこんな感じ(上記の大学とは別の大学です)
分布を見ると分かりますが、大体募集定員までがB判定になっています。
河合塾は判定が甘いと言われるようですが、数字を見れば自分で判断できるので、判定はどうでも良いのです。
5点刻み(2次偏差値は2.5刻み)なのでもっと詳細を知りたいという気もしますが、結局2次試験の出来次第なので誤差の範囲かな。
「ボ(ボーター)」は、半数が合格し半数が不合格になるというラインです。
これも一目瞭然ですが、この学科の場合ボーダーラインの点数では最大17人(=定員から21.5%)オーバーの位置です。
2次試験比率が高い場合は、過去問がどれくらい取れているかで逆転できるかどうかを判断します。
2次比率が高くて過去問が取れていればC判定でも逆転可能ですし、逆にB判定でも約1/3が不合格になるので全く安心はできません
この学科の場合は共テ:2次の配点比率が450:800なので、共テで定員までに5点足りない分を巻き返そうと思ったら、2次では少なくとも10点以上を他の人よりも余分に取る必要があるという計算になります。
【訂正】
キャーー大嘘です
圧縮後の点数とパーセンテージがごちゃごちゃになっていました
この場合
「1次は1/2に圧縮されるため、例えば共テでボーダーに2%(18点)足りなかったとしても不足分は9/1250点。2次では少なくとも1%(8/800点)+1点以上を他の人よりも余分に取る必要がある」
ですね
ちなみにこの学部、来年は2次比率が950:2000になるので、私の頭の中では既にその想定で約1:2で考えていました。
今日は寝不足状態だったので、何度か書き直して「なんか変だな…」と思いつつそのままにしてしまいました…あー、恥ずかしい
(実際の点数は、他の人の出来次第で変わります)
2次比率が低い場合は、過去問演習から予想される得点と共テ得点を足してみて(比率は学科や受験方法によって異なります)、前年の合格最低点や合格者平均点と比較して行けそうかどうかを判断します。
バンザイシステムはこのような複雑な判断をある程度代わりにやってくれる便利なものですが、画一的な判断しかできない上に、その年の入試でその子がどのくらい取れるのかは受験してみなければ分かりませんので、判定に従って安全圏に走ってしまうともったいないことになる可能性もあります。
問題との相性もありますので、偏差値が低い大学よりも高い大学の方が取れる場合もあります。
2次試験でどんな問題が出るかは分かりませんし、過去問で取れていても本番でどれだけ取れるかは誰にも分かりませんので、全ては結果論になってしまうのですが…。
また、分布を見ると、この時点では「ダメだろうけど一応出してみた」と思われる人が結構多いですよね。
実際はこれを見た結果D判定の多くは受験を諦めて志望校を下げます。
逆に上位大学を諦めて降りて来る人もいるので、出願する上位層はもう少し厚くなると考えておいた方が無難だと思います。
※偏差値が高い大学になるほど2次試験対策が必要なので、リサーチ結果を見て上位大学に変更する人はほとんどいなくなる
大学の不祥事や学費の無償化など、イレギュラーな事由がない限りは毎年ほとんど同じような動きをしますので、受験可能性のある大学については数年間続けてwatchしておくのがお勧めです。
「隔年現象」と言って、前年倍率が高かった所は低くなり、前年低かった所が高くなるという傾向もあります。
(ネット社会でこれだけ受験情報が広く共有されるようになっても、毎年あるのです)
しばらくすると今年度受験の学部系統別共テ得点率・偏差値別ランキング表が出ると思いますが、この表は新年度になると模試の度に最新のものに差し替えになるので、私は受験校を決定する際の判断材料とするため、過去数年分の最終データを取っておいています。
なお、国立は第一志望しか入力できませんが私立はいくつでも受けられますので、一見ものすごい倍率でもかなりの水増し合格を出しますし、結局合格者の半数以上が入学を辞退します。
(以前読んだ記事によれば、私立の中では辞退率が最も低い早慶ですら合格者の6割が辞退するそうです。)
定員に対する倍率ではなく、前年の実質倍率(合格者数、入学者数、追加合格者数等を加味した数字)を見た方が良いです。
倍率や判定に踊らされず、前年度実績や得点分布をしっかり見ましょう
私は娘がまだ中学生の時から、適当な点数を入れてバンザイシステムで遊んでいます。
一般入試を考えている人は、絶対に高2までに見ておいた方が良いです
流石に何年も前からやっている暇人は私くらいかもしれませんが、検索の仕方に慣れておいたり、表・グラフの見方を知っておくだけでも、受験学年になった時に断然楽だと思います
特に来年度からは共通テストの日程が1週間遅くなりますが、国立二次試験のスタート日は同じです
出願〆切は確認しておりませんが、今よりも短期間で受験する大学を決めなければならなくなるかもしれません。
共テの得点率によっては併願私立や滑り止めの選択も変わってくるでしょうし、そうなった時にどこを見て判断すれば良いのかなど、今のうちにお試し入力してみてポイントを掴んでおく事をお勧めします。
(バンザイシステムは、しばらくすると使えなくなってしまいますので)
もし娘が年内にAO入試で合格できれば、来年はこれを見る必要もなくなるんですけれどね…
(必要がなくなっても見るとは思いますが。趣味なので)
娘が目指している大学のAO入試は筆記試験が一般入試並の難易度で、学力的には一般入試でB判定の平均くらい取っていないと厳しいという話ですし、志望する学科は3〜4人に1人(年によっては5人に1人)しか受からないという狭き門。
評定基準がクリアできて運よく受験できたとしても、一般入試に突入する可能性の方が高く、しかもその場合は別の大学になる可能性が高いので、今年は本腰を入れてリサーチ(の練習)をしていますスクショしまくりよ
娘にもバンザイシステムの使い方を教えて、志望する学科の集計表を見せながら詳しく解説しました。
娘も今のペースでは合格は厳しいと実感できたのか、以前は声をかけないとやらなかった物理化学や英語の参考書を数日前からは自らやるように
お友達が今回の同日受験で7割くらい取ったという話も聞いて、刺激を受けたのかもしれません。
共通テストの各予備校予想平均点も出揃いましたが、難化の予想に反してほぼ昨年並みか昨年より易化
二極化が進んでいるようですし、実際の分布がどうなっているのかが気になるところです。
二極化が進むと、共テの平均点が下がっても、志望校の受験者平均点は上がるという可能性も出てきます。
そうなるとますます、親にもデータを読む力が必要になってきますね
学校や予備校は、先生や担当者が「安全圏を受けさせたい」のか「ワンチャン狙ってチャレンジさせたい」のかで判断が変わって来ると思うので。
最近別件で忙しくて共テ分析の記事がほとんど読めていませんが、気になる動画などいくつかありましたので、後日自分用にまとめる予定です
ちなみにこの1週間悩まされていた、娘の英語検定試験の受験がPCが古すぎて上手く進まない件。
昨日夫が有休を取ってくれて、結局中古PCを購入してしまいました
夫はいつの間にかリサーチもしてくれていて、1台だけOffice付きの新しめのものがあって即決しました。
中古でも44,000円もしましたが受験料13,750円が大学負担ですし、ついでに売るものをかき集めて持って行ったら1万円になったので、まあ良しとします
(今は i7くらいかと思っていたらいつの間にかi9になっていて更にびっくり)
ダウンロードもほぼ一瞬で、今まで費やした時間は何だったのっていうくらい…買って良かった
この機会に他の全てのPCのデータを移行し、買ったばかりのiPad Airと併せて娘の受験に活用したいと考えています
腕が鳴るぜ