昨日はThe Sugarhill Gangの "Rapper's Delight"、初めてラジオでオンエアーされた曲として紹介しました。その後は一気にラップが増殖、猫も杓子もラップ、ラップ、サランラップ。日本でも大ブレイクしたM.C.ハマーに便乗したMC Kommierも出現。いよいよラップの勢いはニッポンにも押し寄せていました。

 それでもなかなか日本語を英語のような表現にすることに悪戦苦闘していたようですが1994年、スチャダラパー小沢健二とコラボした "今夜はブギ―・パック" が50万枚というヒットを放ちます。当時ブレイク中のオザケン人気もあったと思うのですが、ようやく日本でもラップ、ヒップホップが浸透し始めます。それでもまだ単独では・・・というレベルだったかなぁ、誰かとコラボしないとという状況だったと思います。

 その中で'94年下半期にEAST END×YURI"DA.YO.NE" をリリース。じわりじわりとヒットチャートを上がっていきます。結果3位まで上昇、ミリオンセラーも達成。英語以外のラップ、CD売り上げ記録でギネスブックに掲載されるというおまけまでつきました。

 翌年には "MAICCA~まいっか” をリリース、2曲でベストテンにチャートインをするブレイクをみせます。

 この年の紅白に出場を果たし、流行語大賞にノミネートと、ニッポン全国老若男女問わずラップ、ヒップホップを浸透させたユニットになりました。

 彼らの活躍を見て、我も我もとこの世界に飛び込んでいった若者が後を絶たなかったのは言うに及ばずです。

 

 アルバムジャケットはインディーズでリリース('94年)されたデビューミニアルバムCD「denim-ed soul」で、収録曲は4曲でした。

 初のフルアルバムは'95年に「denim-ed soul 2」、13曲収録されています。

 

 アルバム「denim-ed soul 2」 -SONG LIST-

01. いい感じ やな感じ
02. Maicca -まいっか-
03. So Lonely
04. Groovin' [Remix]
05. Newcomer
06. Denim-ed Soul
07. Greedy G
08. Greedy B
09. Throw Ya Hands
10. When We Fall In Love
11. 何それ
12. Da.Yo.Ne [Album Version]
13.So Lonely [Instrumental]