今日チョイスした曲はブラコンでもないし、ユーロ・ビート系でもないんだけど、妙に"さいえん～す♪"ってのが耳に残る、Thomas Dolbyの1stアルバム「The Golden Age of Wireless」（'82年リリース）から、"She Blinded Me With Science"（邦題:彼女はサイエンス）。UKのアーティスト、トーマス・ドルビーさんのドルビーは芸名なのですが、ドルビーラボラトリーズ社から芸名差し止めを求められました。この会社、私と同年代でステレオに興味のあった方なら知ってると思いますが、ドルビーシステムを開発した会社です。映画好きな方も知ってるかな。
結果はステージでのネーム使用に限って使うという条件で和解しています。要は名前を使っての電子機器の販売はするな、って事です。
この曲実は当初、シングルリリースだったんだけど、Billboard-Hot100に5位、年間ランキングでも23位とめちゃブレイクで、ノンジャンル系discoではかなり回していたようです。前述のアルバムですが、初回リリース盤にはこの曲は収録されていませんでした。ところがこのシングルの好調ぶりに、翌年慌てて追加収録したアルバムをアメリカで再販したという、曰く付きの曲なのです（結果、このアルバムは売れたのです）。
トーマスさん、後に教授（坂本龍一さん）との共作で "Field Work" という曲をリリースしています。その他にもシンセサイザー奏者として多くの著名なアーティストと共演しているようです。
アルバムからもう一曲、最初にシングルカットされた "Europa and the Pirate Twins" を。アップテンポなナンバーで、軽快にステップを踏めそうでぐー！です♪
アルバム「The Golden Age of Wireless」 -SONG LIST- ('83年再販盤)
01. She Blinded Me With Science
02. Radio Silence
03. Airwaves
04. Flying North
05. Weightless
06. Europa and the Pirate Twins
07. Windpower
08. Commercial Breakup
09. One of Our Submarines
10. Cloudburst at Shingle Street