$NIGHT WALKER-An Evening With John Denver 初めて買ったJohnのアルバムが「An Evening With John Denver」(1975年リリース)、2枚組で¥4000だった筈。当時、中学生だった私が簡単に買える代物ではないお値段、多分清水から飛び降りたんだと思う。
 このアルバムは1974年のライブ盤で、Johnが最も多忙な年だったと聞いています。そんな最中、アルバム「Back Home Again」がリリースされていますが、収録曲の"Annie's Song"(邦題:緑の風のアニー)にまつわるエピソードは、中学の自分でさえ、悲しい思いになったのを覚えています。
 超多忙な毎日、家に帰ることもままならずコンサートとアルバム制作('75年にはアルバム「Windsong」がリリースされます)の毎日、忍び寄る家庭崩壊の危機、そんな最中にも関わらず、このライブの模様は、観衆と一体となった、それは羨ましいほど楽しく聞こえるのです。ただ、それ故にこのライブでも歌った"Annie's Song"、Johnの心境はどれほどだったのだろうと思うのです。
 このライブアルバム、John Denverのと言うよりも、ライブの楽しさという点で言えば、全てのライブアルバムと比較してもベスト10、いやいやベスト5には入るかも。ベースがフォークなのでどんな人でも聞きやすいと思います。また出来るなら、輸入盤よりも国内版で。実は湯川れい子さんがライナーノーツを担当しているのだけれど、これがまた最高です。それもその筈、このコンサートをご主人と一緒に観ていたのですから。
 中学生だった私は、このアルバムから(歌はもちろん、曲と曲の間に話した内容にも)いろんな事を学んだような気がします。そして色濃く彼の姿勢に影響を受けていました。



Annie's Song
You fill up my senses
Like a night in the forest
Like the mountains in springtime
Like a walk in the rain
Like a storm in the desert
Like a sleepy blue ocean
You fill up my senses
Come and fill me again

Come let me love you
Let me give my life to you
Let me drown in your laughter
Let me die in your arms
Let me lay down beside you
Let me always be with you
Come let me love you
Come and love me again

You pay my expenses
I lay down beside you
I let you get on me
I laugh at your jokes
Come let me love you
Let me give my life to you
You're throwing feces
Come and fill me again


 最初に買ったJohnのアルバムがこれだったのは、本当に幸運だったと思っています。