そろそろライダーネタより「まどマギネタやるよ」にブログの説明文を変えたほうがいいような気がしつつ、今回はまどマギのスピンオフ漫画「魔法少女おりこ☆マギカ」について。
本作はまどマギ本編のIFでありつつ、鏡のようにまどマギ本編の諸問題を浮き彫りにするような作品として、某所でも話題になりました。
(発刊後数日の一部の皆さんの意見まとめはこちら↓
「おりマギとまどマギについてみんなで丸2日考えてみた」 http://togetter.com/li/149680)
その中で、先週水曜の昼に自分とある方々で議論になった
「おりこ☆マギカにおける、ゆまの「いつかはいまじゃないよ」でマミは救われたのか、その妥当性はいかほどか」
という件について書き溜めてた分を、返信代わりにブログで流しておきます。
あくまで検討途中で印象論も込みなので、再読・検証で細部が変わる可能性も低くは無いと思われます(と逃げを打っておく)。
マミさんとゆまの問題、個人的にはおりマギの構成の問題だと思ってます。端的に言えば、散々既出だろうけど、描写が足りないんでないかと。マミも、ゆまも、両者の関係も。
マミは中盤主役張ってるけど、その間ゆまとも杏子ともほむらとも、もちろんおりことも一瞬しか関わらない。大部分をキリカと向かい合っている(んでキリカは決戦時に魔女化で事実上退場)。マミ自身のドラマはほぼない。狂言回し的に魔法少女殺人事件を追った果て、魔女化を知り豆腐化する。
そこでゆまの台詞が来るわけだけれど、序盤魔法少女になって以降、ゆまの出番はほとんどない。決戦に杏子と参戦し(ほとんど杏子のオマケ状態)、キリカの魔女化に動揺し、マミが完全に豆腐化した瞬間、例の台詞を放つ。もちろんマミとのコミュニケーションはほとんど描かれない(決戦時に会った際傷を心配する程度)。
何故こうなるかというと、多分1巻と2巻で主人公サイドが交代してるからじゃないかと。1巻はゆま杏とマミさん、2巻はおりキリ。描写の比重がそんな印象。
とまあこれだけだと印象論なので、もう少し検証してみる。
おりマギは3部構成になっている。「ゆま魔法少女になる(1・2話)」「マミさんVSキリカ(3・4話)」「見滝原中最終決戦(5・6・7話)」…このそれぞれで実質上の主人公が異なっている。
ゆま編の主人公は杏子で、物語は主に彼女の視点から語られる。あらすじは「杏子は助けた少女ゆまと行動をともにするようになる。魔法少女に憧れるゆまを咎める杏子だったが、謎の白い魔法少女おりこの策略により、ゆまは魔法少女となってしまう。おりこを敵視するようになる杏子。」といったあたりか。
マミキリ編の主人公はマミ。「魔法少女殺人事件を追うマミは少女キリカと出会う。束の間ふれあう二人だが、キリカは事件の下手人たる黒い魔法少女だった。追い詰められながらもなんとかキリカを撃破するマミ。だがその前に、黒幕たる白い魔法少女おりこが現れる…」的なあらすじかと。
とすると、決戦編は「主人公二人(マミ杏)が協力し巨悪(おりキリ)に挑む」というのが自然な流れかと思う(実際そういう側面はある)のだが、ここからが歪なところで、物語はむしろおりことキリカを中心に進む。しかも、彼女たちの敵はマミ杏ではなく、あらすじに現れない程度の存在感だったほむまどなのだ。
ちなみにおりキリが物語の前面に立ってくるのは、第3話から連続するアバンでの過去語りによる効果が一つあると思う。3話までのおりキリは何を考えて行動しているのか、その真意がわかりづらい。3話については1・2話でほとんど悪役サイドだった印象が残っている面もあり、そこで巻も切り替わって一拍置かれるので、そうした効果もあるだろうけど(1巻2巻で主人公サイドが代わるというのはそういう話)。
決戦編あらすじ(おりこ中心)「見滝原中を魔女結界に包むおりこ。彼女の目的はまどかの抹殺―立ち塞がるほむら、そしてマミ・杏子・ゆまらを、魔女化したキリカとともに追い込むおりこ。だがゆまに奮起させられ共闘した一同に、キリカ共々倒されてしまう。それでも最後の力でまどかを殺し、おりこは目的を達するのだった」
たぶんマミ杏ておりキリの目的(まどか抹殺)を最後まで理解してないよな…?前半主人公が後半ほとんど蚊帳の外ってどういうこと…?
こういう主人公交代なら種死を例に出すのが通例だよねw ゆまがシン、杏子がアスラン、マミはキラ。んで、おりこ=議長でキリカはレイかな。…問題はおりこ議長の敵が、当初イザディアくらいの扱いなほむまどってことだw シン・アスランはもちろん、キラでさえほとんど議長と話ができないという><
ああ、さやかあちゃんは狂うぜ隊長ね。忘れてたけど!(グシャ ←オクタさんに潰されました
おりマギ、なのはstsにも当てはめられそうだけど誰かやってー><
とりあえずそんなところ。主人公の機能についてはもうちょい考えたいところもあるけど、それはまた次の機会にということで。
本作はまどマギ本編のIFでありつつ、鏡のようにまどマギ本編の諸問題を浮き彫りにするような作品として、某所でも話題になりました。
(発刊後数日の一部の皆さんの意見まとめはこちら↓
「おりマギとまどマギについてみんなで丸2日考えてみた」 http://togetter.com/li/149680)
その中で、先週水曜の昼に自分とある方々で議論になった
「おりこ☆マギカにおける、ゆまの「いつかはいまじゃないよ」でマミは救われたのか、その妥当性はいかほどか」
という件について書き溜めてた分を、返信代わりにブログで流しておきます。
あくまで検討途中で印象論も込みなので、再読・検証で細部が変わる可能性も低くは無いと思われます(と逃げを打っておく)。
マミさんとゆまの問題、個人的にはおりマギの構成の問題だと思ってます。端的に言えば、散々既出だろうけど、描写が足りないんでないかと。マミも、ゆまも、両者の関係も。
マミは中盤主役張ってるけど、その間ゆまとも杏子ともほむらとも、もちろんおりことも一瞬しか関わらない。大部分をキリカと向かい合っている(んでキリカは決戦時に魔女化で事実上退場)。マミ自身のドラマはほぼない。狂言回し的に魔法少女殺人事件を追った果て、魔女化を知り豆腐化する。
そこでゆまの台詞が来るわけだけれど、序盤魔法少女になって以降、ゆまの出番はほとんどない。決戦に杏子と参戦し(ほとんど杏子のオマケ状態)、キリカの魔女化に動揺し、マミが完全に豆腐化した瞬間、例の台詞を放つ。もちろんマミとのコミュニケーションはほとんど描かれない(決戦時に会った際傷を心配する程度)。
何故こうなるかというと、多分1巻と2巻で主人公サイドが交代してるからじゃないかと。1巻はゆま杏とマミさん、2巻はおりキリ。描写の比重がそんな印象。
とまあこれだけだと印象論なので、もう少し検証してみる。
おりマギは3部構成になっている。「ゆま魔法少女になる(1・2話)」「マミさんVSキリカ(3・4話)」「見滝原中最終決戦(5・6・7話)」…このそれぞれで実質上の主人公が異なっている。
ゆま編の主人公は杏子で、物語は主に彼女の視点から語られる。あらすじは「杏子は助けた少女ゆまと行動をともにするようになる。魔法少女に憧れるゆまを咎める杏子だったが、謎の白い魔法少女おりこの策略により、ゆまは魔法少女となってしまう。おりこを敵視するようになる杏子。」といったあたりか。
マミキリ編の主人公はマミ。「魔法少女殺人事件を追うマミは少女キリカと出会う。束の間ふれあう二人だが、キリカは事件の下手人たる黒い魔法少女だった。追い詰められながらもなんとかキリカを撃破するマミ。だがその前に、黒幕たる白い魔法少女おりこが現れる…」的なあらすじかと。
とすると、決戦編は「主人公二人(マミ杏)が協力し巨悪(おりキリ)に挑む」というのが自然な流れかと思う(実際そういう側面はある)のだが、ここからが歪なところで、物語はむしろおりことキリカを中心に進む。しかも、彼女たちの敵はマミ杏ではなく、あらすじに現れない程度の存在感だったほむまどなのだ。
ちなみにおりキリが物語の前面に立ってくるのは、第3話から連続するアバンでの過去語りによる効果が一つあると思う。3話までのおりキリは何を考えて行動しているのか、その真意がわかりづらい。3話については1・2話でほとんど悪役サイドだった印象が残っている面もあり、そこで巻も切り替わって一拍置かれるので、そうした効果もあるだろうけど(1巻2巻で主人公サイドが代わるというのはそういう話)。
決戦編あらすじ(おりこ中心)「見滝原中を魔女結界に包むおりこ。彼女の目的はまどかの抹殺―立ち塞がるほむら、そしてマミ・杏子・ゆまらを、魔女化したキリカとともに追い込むおりこ。だがゆまに奮起させられ共闘した一同に、キリカ共々倒されてしまう。それでも最後の力でまどかを殺し、おりこは目的を達するのだった」
たぶんマミ杏ておりキリの目的(まどか抹殺)を最後まで理解してないよな…?前半主人公が後半ほとんど蚊帳の外ってどういうこと…?
こういう主人公交代なら種死を例に出すのが通例だよねw ゆまがシン、杏子がアスラン、マミはキラ。んで、おりこ=議長でキリカはレイかな。…問題はおりこ議長の敵が、当初イザディアくらいの扱いなほむまどってことだw シン・アスランはもちろん、キラでさえほとんど議長と話ができないという><
ああ、さやかあちゃんは狂うぜ隊長ね。忘れてたけど!(グシャ ←オクタさんに潰されました
おりマギ、なのはstsにも当てはめられそうだけど誰かやってー><
とりあえずそんなところ。主人公の機能についてはもうちょい考えたいところもあるけど、それはまた次の機会にということで。