明日5.6は三四年ぶりに東京ドームでボクシング、井上尚弥vsルイス・ネリの試合が行われる。


日本人ボクサー史上初めてPFP1-2位を争う井上尚弥だが、30年近くボクシングを見てる自分としても日本人でこれだけ強くパーフェクトなボクサーは見たことがない。


パンチが強い、ディフェンスがうまい、スピードがある、回転が速い、メンタルが強い、ボクシングテクニックがうまい、打たれ強い、などの中でどれか当てはまるというボクサーはいるが、全て当てはまり世界トップクラスというのは世界を見渡してもなかなかいない。


そんなパーフェクトな井上尚弥が負けるとしたら?

条件をあげるとしたら、一撃必殺のパンチ力があること、鋭さがあること、度胸があること、強打が連打で打てることをあげる。さらに作戦としては前半から中盤が勝負で勢いに乗らせる前に先手必勝で攻める。もちろん自分がやられる可能性も高いが、勝つ可能性を見出すとしたらこれしかないだろう。


明日の相手であるネリはパンチ力があるので、自ら仕掛けて狙ってくるかもしれないが、少しでも井上尚弥相手に怯んだり、ディフェンシブに戦うようであれば負け決定であろう。いつもそうだが、明日は特に最初のラウンドに注目したい。ネリが玉砕覚悟で序盤から出てくれば早期決着の可能性が高いだろう。