肺に影 受け入れられない | エンディングノートtruth

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生い立ち・記録・遺書

猫の元気 ロシアンブルーの女の子 19歳




短命と言われるロシアンブルーですが、
幼猫時に予防接種して以後は
15歳を越えるくらいまで病院要らずで、

老齢になってからも
点耳薬で済むような耳の治療。
軽い膀胱炎だけで、
治癒してきました。


ここ一年で徐々に、高い所を登り降りしなくなり、走らなくなり、歩くのもゆっくりになりました。
五㎝くらいの高さを「よいしょ」と上るようになり、ヨロついたりもします。
耳も聞こえにくいようで
以前のように足音や名前を呼ぶ声で寄って来なくなりました。
私の姿が見えて
はじめて甘えに来ます。
病院では老化と判断されていました。


変わらず、お膝抱っことブラシが好きで、
ペーストのおやつが大好物。
冷蔵庫からおやつが出てくるのを待ち構えています。
開けた戸棚を覗きにくる好奇心もまだあります。


夏ごろから筋肉が落ち、
美味しそうにご飯を食べているし完食するのに痩せてきていて。
寝起きに水を吐いたりするし

体調に合ったフードを選んであげたいと思い
今、食べている高カロリーのフードで大丈夫か?
糖尿や腎臓を悪くしてないか?
血液検査とエコーをするつもりで動物病院へ行きました。

先生は、骨に問題がないかレントゲンもすすめました。

レントゲンは体勢に無理が掛かって痛めないか心配だから
躊躇しましたが、
私もレントゲン室に入って辛そうなら「止めて」と言ってくれればいいと言われ、
立ち会いできるならと
受けることにしました。


血液検査の結果はまだ出ていません。

エコーでは、腎臓の萎縮が見られましたが、猫の宿命とも言える範囲で想定内ではありました。

レントゲンで、腰の骨のクッションが悪くなり尖って痛みを感じているかも知れないと言われました。


問題は・・・
肺に影がある。


昔、何かの病気にかかって跡のようなものならよいが、
「肺がん」の可能性もあると
先生が言った。


元気は妹夫婦が飼っていた猫。
17歳で家に来るまで通院したことないのは聞いているけど
肺疾患の症状があったとは聞いていないし、
私が一緒に暮らして様子をみていた訳では無いので分からないのです。
妹夫婦とは音信不通で
訊ねることも出来ない。


猫は、癌になりにくい
そう信じていたし、
人間でも肺がんの末期は苦しいと聞いています。

受けないつもりのレントゲンで見つかった、まさかの呼吸器の異常。

過去の傷跡に違いないと受け入れられない否定する気持ちで病院から帰ってきた
ものの

すぐに不安に変わり、ショックを感じ
今は無気力で何も手につかず
ただ、泣いてばかりいます。

老齢で手術はできませんし、
私もそのつもりでした。
無事に長生きしてくれた最期になって人為的な苦痛や恐怖を与えることは、したくないと考えています。

ただ、もし肺がんなら
苦しむ姿を見ていかなくてはならなくなりました。
そのあげくに、この子を失ってしまう。
想像するだけで辛くて耐えきれない。
気がおかしくなりそうです。


私は、胸を押しつけられるような息苦さ、身が引きちぎられるような痛みと悲しみを感じています。


今日のご飯も美味しかったね!とベットに入って眠るように老衰で天国へ
そう願っていたので頭の中が
混乱しています。


元々、希死念慮を持っているからかもしれないけれど、
この子が居なくては生きられない。
一緒に死にたいとまで考えてしまいます。