日日是一冊
(にちにちこれいっさつ)
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今日の一冊はこちら
群ようこ 著
【かもめ食堂】
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[内容]
ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年トンミひとり。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて、店を手伝うことになり…。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。
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先ずは過去に読んだ本の中から書いてみようと思うけど、一冊目ってどれにするかメチャクチャ迷う。
一冊目って、人生で一番大好きな一冊を載せるべきなのか?とも思いつつ…
そんな人生で一番大好きな一冊だなんてそれこそ人前で丸裸になるような事は母さんにはまだ無理だ(ヾノ・∀・`)ムリムリ
だからね、今日はね、とりあえずのこの一冊
群ようこ 著【かもめ食堂】です。
(とりあえずって失礼だなオイ)
なんでこの本を選んだかって言うとね、
いま無性に「シナモンロール」が食べたいから。
(なんだそれ)
母さんは「シナモンロール」が食べたくなったらこの本を思い出すんだよねぇ。
正確には、この本が原作の映画【かもめ食堂】を観るとどうにも「シナモンロール熱」が治まらなくなるのだよ。
(どんなだよ)
この本と初めて出会ったのが2006年。
その頃は母さんってね、自分の事を幸せだなって思えてなかった頃なんだよね。
(いきなり重い話しかよオイ)
その頃って、週5日とか6日フルタイムで働いてて、まあそれがきっと世の中の当たり前で常識なんだろうけど(母さん一人身だからね)
でもいま思えばそれは、世の中ではそうでも母さんにとっては当たり前じゃなかったんだよな。
実は母さんの本音はフルタイムでは働きたくなかったんだよね。
でもその頃はそんな事にも気が付かず、何とか世の中の常識の中で生きていかなきゃと頑張ってた頃だよ。
でも無意識に無理して頑張ってるからさぁ、体の疲れはたまるし心も元気出ないしで、休日は動きたくなくて家でゴロゴロして終わったりしてさぁ…で、そのうち限界が来て「もうムリっ」って仕事を辞めたんだけど、いま思えばそれが自分からのSOSなのにさぁ、結局そんなSOSも気が付かずに「一人身なんだから働かなきゃ」「一人身なんだからフルタイムが当たり前」「仕事を辞めるなんて母さん悪いコ」って思い込みで、また同じ働き方を選んでさ…
なんだか同じ事を繰り返してるだけのような毎日に、「なんのために働いてるんだろう」「なんのために生きてるんだろう」って常にモヤモヤ考えてた頃だね。
って、話しそれてきた感じだけど…
この頃ってね、何かを変えたかったんだよね。
自分じゃない誰かに変わりたかったのかな?
だからこの頃ってね、誰かが何かを変えた事が書いてある本とか、社会の常識にとらわれず自由に生きてる方の本とか、この【かもめ食堂】のように、ゆる~りのほほ~んな雰囲気を醸し出してるような(自分がそう生きたくて)本に無意識に引かれてた頃で、そんな頃にたまたま本屋さんで出会ったのが始まりです。
※ここから少しネタバレを含むので、これからこの本を読んでみよっかなって思ってる方はこの先は読まないでね。
この【かもめ食堂】はね、
ひとりの女性がフィンランドに移住してひとりで食堂を開くところから始まるお話しなんだけど、移住してお店を開くために特別な資金があったわけでも貯金が有ったわけでもないんだよね。
じゃあどうするわけ?って思うよね。
母さんも思ったよ。
だって資金無くても仕事を辞めて自分でお店を開けるんなら母さんもやりたいよーって思ったからさっ。
で、その答えは何だと思う?
マサカの宝くじに当たっちゃうんだよ。
何だよそれ群さん、って思ってしまったよ。
(ごめんなさい)
でもそうだよなぁ、そんな天と地がひっくり返るような非現実的な事でも起こらない限り、自分の置かれてる現実からは抜け出せないんだなって、その時の母さんは思ったんだよね。
(今は思わないよ)
で、
前書きが長くなったけど
(前書きだったんかい)
「シナモンロール」の話しね。
お話しの中で「シナモンロール」を作る場面が出てくるんだけど、この本が原作の映画【かもめ食堂】の中でも主演の小林聡美さんが手作りするシーンがあって、それがねぇ、もうねぇ、そそるんだよ。
(なにを?)
発酵された生地がふわっふわで焼き上がりもふわっふわで、それが画面からも伝わってくるような完璧な出来上がりのシナモンロールなんだよね。シナモンの香りまで届いてくるからね。
(そんな気がするだけね)
で、
それまで母さんが食べてた「シナモンロール」はいったいなんだったんだい?って、なってね、
そこから母さんの「理想のシナモンロールを探す旅」が始まったとさ。
それからは行く先々のパン屋さんで「シナモンロール」を見かけたら買って食べてを繰り返したんだけど、なかなか「理想のシナモンロール」には出会えず(T△T)
ついには自分で焼き始めたりね( ;∀;)
これがさぁ…母さん嵌まると面倒くさいやつで自分の理想に出会えるまで毎日のように作り始めるしさぁ、一度に作る数も10個とか作るから自分だけじゃ食べきれないから最初こそ職場や友達の所にお裾分けしてたけどさ、さすがに迷惑かもって思って今は自分で作るのは封印してるんだけど、パン屋さんで「ここ!」ってのにはまだ出会えてないんだよね。
でも食べたいから買うけどね。
パン屋さんのも理想のではなくてもそこそこは美味しいからね( ・∇・)
で、
やっぱし「シナモンロール」にはコーヒーが母さんは好きだな。
母さんの味覚ってね、
これまた面倒くさいやつでね、
ブラックコーヒーは苦くて飲めないからミルクを入れるくせに、エスプレッソとかマキアートとか濃いコーヒーが好きでね、濃いコーヒーでラテとかカフェオレにしたのが好きなんだよね。それがまた甘い「シナモンロール」と相性が抜群でね、薄いコーヒーだと味がボヤけて「シナモンロール」とは合わないんだよね。
って、
あれ?
なんの話しだっけ?
また着地点おかしな事になってきた?
また遠いところまで来てしまったかしら?
やだわ、母さんったら。
なんの話しだっけ?って、
気になる方はまた最初から読んでみてね。
気にならない方はお休み前にカフェオレでもどおですか?
安眠できますよ(о´∀`о)
まぁ、要するに。
【かもめ食堂】を観ると「シナモンロール」が食べたくなるってお話しでした。
甘いシナモンロールと濃いカフェオレ、
お薦めです。
映画もお薦めですよ。
でも映画と原作の雰囲気は少し違うかも?
原作の方が、フィンランドにお店を開くまでとかの主人公の細かな背景なんかは詳しく書かれてるかな?
でも、映画には映画の良さがありますよ。
<映画はこちらです>
最後までお読みくださり
ありがとうございます(。-人-。)