Rock!Scissors!Paper! | The Diary of 326-9

Rock!Scissors!Paper!

えーとですね。
実に一年ぶりにブログ更新してます。(笑)
完全にツイッターにうつつを抜かしていた結果ですね。申し訳ない。

久しぶりにやっちゃいますか。
せーの。
どーも、326-9です。



はてさてなんでこのタイミングでブログを更新してるかと言いますと。
勘のいい人、記憶力のいい人はなんとなく察してくれたかな?
ってかほんまに誰も気づいてないとは思いますけど。
むしろこの時点で気づいた人がいたなら結婚してください。
あと判を押せば提出できる状態の婚姻届を郵送させていただきます。

本日は2012年8月18日。
いわゆる「8月第3週目の土曜日」です。

そう、本来であれば「Rock!Scissors!Paper!」が開催されてる日なんですよ。

大丈夫、多分クルーの中でも気づいてるのはおれだけやと思うんで。

まあ正式にこのイベントに関してコメントするのは初めてやし、このままうやむやにするのも失礼やと思ってたので、前々からこの日にブログを書こうと決めてたんですよね。



まずはみんなに謝ります。
ほんとにごめんなさい。
「ステージの上で嘘をつかない」、「ステージの上でした約束は必ず守る」の二つは自分の中で最低限に大切にしてきたことなんですが今回は守れませんでした。
社交辞令程度の「来年またこのイベントで会おう」って言葉ですけど、そんな小さい約束の積み重ねだけでバンドって続いていくモンやと思うので。
ほんとにごめんなさい。

ただ「今年はやらないんですか?」とか「これからR!S!P!ってどうなるんですか?」って声は多少なりともいただきまして、心から嬉しかったです。
愛してます。
ただ期待を裏切るようで申し訳ないんですが今後開催することは限りなくゼロだと思っておいてください。



さぁ、長くなりそうやなー。(笑)
移動中とかの暇つぶし程度に読んでくださいねー。



あっ、ここ一年間の間に出会った人がけっこーたくさんいると思うんでそもそも「Rock!Scissors!Paper!」ってなにか説明しときますか。
簡単に歴史も添えて。

「Rock!Scissors!Paper!」(以下R!S!P!)っていうのはDown the Rabbit-HoleとT.C SPEAKERとSPIKE26による3MANイベントでございます。
毎年この時期に開催してまして毎年チケットはソールドアウトで約220人動員してたんだぞー。(えっへん)
めっちゃ楽しかったんやぞー。(どやっ)

まあそもそもですね、なんでこのイベントが始まったかと言いますと。

だいたいバンド同士の共催のイベントって飲みの席で決まることが多いと思うんですが、例にも漏れずR!S!P!もそうでした。
当時20歳かな。

いまや「20歳前後」のバンドって大阪はソコソコ数がいる印象なんですけど、ボクらんときってそんなおらんかったんですよねー。
いや、おったんかもせえへんけど先輩とばっかしツルんでたボクの周りには全然いませんでした。

まあそんな中SPIKE26とまず出会いまして、$ENKINが個人企画に誘ってくれて対バンしたのがT.Cで。
ちなみにそのイベントの打ち上げでR!S!P!をやることを速攻決めました。
半ばボクが強引に。(笑)

単純に嬉しかったんですよね、同い年のバンドがいるって。
なんか流れで「3MANとかやりたいね。」って話になってみんないつかはやりたいなーって感じやったんで、「やりたいじゃなくてやろう!はい、決定!もうキャンセルできませんー。」みたいな。(笑)
ノリで決めすぎてコレほんまT.CとSPIKEやったからよかったけど、もし相手がしょーもないバンドやったらイベント潰れてますからね。
ビバ、ボクの目利きっぷり。

まあノリ部分もあったんですけど自分の世代で大きいことをしたいって野望はずっとあったんですよ、
THE→CHINA WIFE MOTORS、GOOD4NOTHING。
ボクの中の2大先輩の姿を見てボクもいつかはって気持ちはフツフツと燃えていたので。



この話が2008年6月。
第1回(Round.1)開催が2009年8月。
そう、決定から開催までワザと1年間期間を設けました。

理由は単純で全員が「いまのままじゃ無理」ってわかってたんですよね。
100人前後の動員数じゃなくてハナっからソールド狙ってたんで。
じゃあ一年間の間に死ぬほどライブ見合って喧嘩して良くなっていきましょってー期間ですね。

そして2009年6月に開催発表。
一ヶ月しない内にチケットソールド。
震えました。
っていうかワケがわかんなかったです。

その過程の中でいろんなところに頭下げてポスター貼ってもらったり、みんなで分担してフライヤーを巻きまくったり(ボクはあんまりやってなかったけど 笑)、無料配布のスプリット音源を作っていろんな人に聴いてもらったりで、一つのイベントをする上で大切なことを学びまくった期間でもありました。
コレは大きかったなー。


2009年8月8日。
R!S!P!Round.1開催@club massive。
調査不足でまさかのサマソニと同日。(笑)

いつものメンツが顔を合わせてるのにリハの異常なまでのピリピリ感。
緊張を和らげようとボクが上半身裸に海パンに浮き輪でゴーグルで登場しても全員苦笑い。(スベったんじゃないぞっ)
ほんまにあんまりみんな口きけへんかったなー。(笑)

最終顔合わせしてオープン前にマッシブの外に出ると人がいっぱい。
駅前ロータリーにも人がいっぱい。
めちゃめちゃ感動した。
もはやみんな「すげー。」しか言ってなかったっすね。

それからあれよあれよと本番が終了しまして。
たぶん出演者もスタッフもほぼ泣いてましたね。
とにかく感動的な一日でした。
実際あんまりよくわからんまま終わった感じやったんですけど「おれらいますごいことしてるぞ。」ってなんとなく思ったのは覚えてます。



その一年後2010年8月21日にRound.2、2011年8月20日にRound.3を開催。
感動って慣れないもんなんですねー。
いくら回数を重ねても目の当たりにする光景や歓声に心は震えまくってました。

一応総評しときますが個人的には
反省のRound.1
感動のRound.2
歓喜のRound.3
です。



でまあ打ち上げで来年は2012年8月18日やなって言ってたんですけど。

秋頃に伝えられたSPIKE26の解散報告。
ちなみにボクの24歳の誕生日でした。(笑)

いやー、なかなかショックでしたねー。
ほんまなんの運命か、その電話がかかってきたタイミングがまさかのT.Cのライブを見てる最中やったんで。

奈良NEVERLANDの外で$ENKINと電話で10分ほど話して「とりあえずいまはなんとも言えんから日を改めよか」と電話を切って。
まず思ったのがなによりR!S!P!をどうするかってことで。

で、ネバランの中に戻ったらその時点ではもとろんなにも知らないT.Cがまだライブをしてて。
「ってことはもしかしたらこいつらともこれからクルーじゃなくなるってことか。」と思った瞬間ライブ見ながら涙が止まりませんでした。
$ENKINくん、ボクのハッピーな誕生日返して。(笑)



まあいろいろ考えましたけどウチもT.Cも結局思ってることは一緒やったんです。
あくまでR!S!P!は「Down the Rabbit-HoleとSPIKE26とT.C SPEAKER」 による3MANイベントであってそれ以外はないってことね。
なので今年は開催しませんでしたとさ。



あ、ちなみに語弊がありそうなんで言っときますが、T.CのこともSPIKEのこともボクはいまだにクルーと思ってますよ。
形が変わろうが環境が変わろうがバンドを辞めようがクルーです。
SPIKEの歴代ドラマー全員も含めてね。(without Z!No More Z!)

あ、さっきから使ってるこの「クルー」って言葉。
気持ち悪いかも知れないですが友達以上家族未満的な意味で捕らえてください。
もはや「メンバー」に近いっす。

なんかSPIKEが解散する前後でボクと$ENKINの関係が気まずいみたいな噂をちょろちょろ聞いたけどまったくそんなことないのでご心配なく。
いまでもしょーもないメールでボケ合いまくってます。



いまさらですが感謝しておきたい人とかも書いときますね。

まずはなにより山野さん始めclub massiveのみんな。
山野さんはいつも「そんなことないよ。」って言ってましたけどボクはR!S!P!はclub massiveとの共同企画やと思ってましたので。
一緒に夢を追いかけてくれてありがとうございました。

そして諸々手伝ってくれた後輩たち。
ただし&たかや@POST KNOT
Left全員
みっちー@裸体
ASTROTE
しょーじ@LEAF KNOT
自分のことのように頑張ってくれたみんなに感謝です。
こいつらに関しては自分のできる限りのことなら出し惜しみなく助けますし、今後何があっても味方であり続けます。

毎年シークレットていう無茶振り枠で出演してくれたバンド。
EDDY
Baby smoker
THE BRYAN
心から感謝です。
みんなさすがのライブでした。
毎年本番5秒前にシークレットが発表されててんけどその時の歓声は鳥肌モンでした。



まあでもとにかく一番は来てくれたみんなですよ。
3年連続来てくれたあなたも、1年だけ来てくれたあなたも、誰もかれもみんな大好きです。
もっとまだ見ぬ人たちにも遊びに来てほしかったし、もっとたくさんのバンドマンにも見てほしかった。
自分が自信しかなかった最高の空間でした。

「なにをたがだか1イベントにそんなにダラダラと書きまくって」とか思ってる人もいるかもしれませんけど。
しゃーないやん、寂しいねんから。
この夏は虚無感みたいなんのにめちゃ襲われるんですがたぶんR!S!P!のない夏が4年ぶりのせいですね。



正直いま誰かと3MANしてってオファー来たら全然オッケーできますよ。
ボクたちに限らずみんな1時間弱くらいのライブができるくらい力は付きましたし。
でも違うねんなー。
R!S!P!は魔法やったからなー。

「ただ3つのバンドが順番にいつもより長めにライブするイベント」だけにはしたくなかったんですよ。
「魔法」をかけたかったんです。
最後までその「魔法」がなんなのかはわからんかったけど、間違いなく「魔法」はR!S!P!に存在してました。



あー、このブログ書き終えたら本格的にR!S!P!が終わるなー。
嫌やなー、仕方ないけど。

うん。
腹くくった!
終わります!

ちなみに9月7日@マッシブ。
T.C SPEAKERと5exitのスプリットツアー堺編。
メンツ見ていろんな意味を考えてください。
少なくともウチとT.CとLeftの中では特別の意味のある日ですので。



久しぶりにブログ書くと楽しかったなー。
またちょこちょこ更新しますわ。

ほなな!


Mitsuru Kobayashi(Vo.Gt.)