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16日にサッカー日本代表のオシム監督が急性脳梗塞で倒れてから10日以上が過ぎました。脳梗塞は再発の可能性が高いため、監督の交代は確実視されていましたが、昨日、前日本代表監督の岡田武史氏が次期監督に内定したことが発表されました。
オシム監督といえば、民族対立の激しいユーゴスラビアで監督業をこなし、1990年のW杯ユーゴスラビア大会でベスト8まで導いたことで有名です。
そのユーゴスラビアが、またもや軍事衝突前夜の様相を見せています。
90代末に定められた和平案ではコソボはセルビアと話し合いながら独立の可否を決めることになっていましたが、コソボは強硬に独立を主張、セルビアがそれを拒否するといった状態が続いています。
コソボは現在国連暫定統治下で、12月10日に最終地位交渉の結果を国連事務総長に報告しなければなりません。ですので、仮にコソボが独立を宣言した場合、紛争に発展する可能性もあります。
サッカー日本代表の未来も心配ですが、オシム監督の元気な姿とバルカン半島の平和な時代を一日も早く見たいものです。
◎集中する世界の危機(田中宇の国際ニュース解説)
http://tanakanews.com/071127crises.htm
◎コソボ最終地位確定協議、2日目も協議は決裂(AFPBP)
http://www.afpbb.com/article/politics/2318018/2401546
◎イビチャ・オシム(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ イビチャ・オシム