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今月8日、ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは、同国南東部の海底に最大80億バレルの軽油が採掘できる大規模油田を発見したと発表しました。これは、これまでのブラジルの埋蔵量の約50%に相当し、近い将来、ブラジルが世界有数の石油輸出国になることを示唆しています。


以前からブラジル近海には大規模海底油田が眠っていると言われていて、同じく豊富な海底油田の埋蔵量を持つナイジャリア・アンゴラ・メキシコなどとともに、ブラジルは21世紀の石油大国になるだろうと予測されていました。


一方、EUの北海油田(英国・ドイツ・オランダらの各経済水域にまたがっている)は近年産油量が減少しており、悲観的な予測では、枯渇がそう遠くない将来にやってくるという予測も出ています。

エネルギー自立を達成し、輸出国に転じる勢いのブラジルやベネズエラの南米諸国。逆に、産油国から原油大量輸入国へ転落するEUの先進国諸国。地球の遺産である原油は、現代の国際政治経済に微妙な影響を与えています。



◎ブラジル沖に大規模油田と 埋蔵量世界8位に(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200711090010.html


◎ブラジル、国内最大級の油田を発見と発表、世界有数の産油国に名乗り
http://www.afpbb.com/article/economy/2309223/2330566?blog=jugem


◎海底油田大国ブラジル=埋蔵量は全世界の10%占める
http://www.nikkeyshimbun.com.br/041210-33brasil.html





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