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 10月1日から再開された168臨時国会は、福田新内閣に対する総論部分の質疑を終えて18日からいよいよ各論に入った。これからの最大の見所は23日から始まるテロ対策新法の行方となる。その前に福田新総理の所信表明演説に対する各党の代表質問と予算委員会質疑を振り返って今国会の特色を整理してみようと思う。


 特色の第一はなんと言っても福田総理の低姿勢ぶりである。何を言われてもひたすら頭を低くくし、野党の攻撃を「柳に風」と受け流している。突然の総理就任で準備不足であったにも関わらず、立ち往生することなく序盤戦をやり通す事ができたのはこの姿勢のおかげだ。しかも福田総理の飄々とした口ぶりや表情がこの低姿勢と見事にマッチして効果的である。「選挙に負けちゃったんですから、しょうがないですよ」というセリフを吐ける最高権力者はなかなかいるものではない。


 前任者が「戦う政治家」を標榜し、攻撃一直線で防御の戦術がなかった事から、なおのこと「柳に風」スタイルが際立つことになる。12日の衆議院決算委員会で田中真紀子議員が「背水の陣というのは、最強の布陣を敷き、正眼に構えて裂ぱくの気迫で臨むものだ」と述べて福田内閣を批判したが、真紀子氏もまた安倍総理とよく似ていて攻撃は得意だが防御は不得手な政治家だから「柳に風」スタイルは理解を超えているのだろう・・・


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