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草薙厚子さんが書いた『僕はパパを殺すことに決めた』(講談社)は、2006年に奈良県で起きた16歳(当時)の少年による事件を扱ったものだ。少年は自宅に放火、義母と妹、弟が焼死している。草薙さんに供述調書を渡したことが刑法の秘密漏示の容疑だとして少年を鑑定した精神科医が逮捕された。ここには重層的な問題がある。


 まずは取材プロセス。草薙さんがこれまでと同じく少年事件の再発防止のために取材を行ったことは、いささかも疑わない。鑑定医から話を聞き、可能ならば供述調書にも目を通したいと思うのは当然のことだ。そして医師から調書を見せてもらうことに成功した。はじめはボイスレコーダーに録音したがとても間尺に合わなかった。そこでカメラで撮影したという。3000枚もの調書をカメラで撮影したとはとても思えないが、草薙さんはそう記者会見で語っている・・・



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