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 国会の審議がようやく始まり、海上自衛隊の洋上給油を巡る議論が熱を帯びてきた。今国会最大のテーマであるから大いに議論を尽くしてほしいが、聞いているとつくづく「秘密会」を持たない国会の異様さを感じる。


 野党は政府に対して給油活動の実態や給油を受けた艦船の活動状況、その成果などの情報の開示を求めている。事実関係も分からずに議論する事は出来ないという立場だ。もっともな主張である。


 これに対して政府は「軍事上の機密に当たる部分は開示が出来ない」と答弁している。軍事機密がテロリストに知られたら大変だからという理由だ。これが米国議会を見てきた私には理解できない。


 米国議会では、他国に知られては困る外交案件や安全保障上の機密に関して議論する場合、しばしば「秘密会」が開かれる。情報を公開することが国益に反する場合、当然公開は許されない。しかし重要な案件であればあるほど国民の代表が集う議会で議論する必要がある。公開できないから議論をしないことにはならない・・・


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