辞任の前日(11日)の朝、ある朝食会の席上で元自民党幹事長が、政局をめぐっての私の話の前に立ち上がって、「安倍総理は年内もたない、総裁選は決まりました」ということを断定した。
その時点での読みでは「11月10日の国会閉幕前後が危ない、国会延長できずにテロ特措法も通らず、辞めるだろう」ということだった。しかし誰もまさか翌日、代表質問直前に突然辞めるということは考えていなかった。
突然の辞任には予兆があった。今年の夏は暑く安倍は夏風邪を引くなど、体調が悪かったところにインド、インドネシア、マレーシアへの歴訪に出かけた。
その道中、インドで食中りをした後、クアラルンプールで倒れてしまった。この情報は番記者から入ってきたのだが、安倍はそこからずっと点滴とお粥で過ごしていたようである・・・
