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戦後文学の最高峰ともいわれる作家・埴谷雄高の(1909~97)『死霊』。難解で知ら
れる小説ですが、2日、『死霊』本編で使用されなかった構想メモが発見されたこと
を神奈川近代文学館が発表しました。
『死霊』とは、「私が私であるとはなにか」という哲学的命題を、文学という手段を
用いて論証・展開していく、世界文学史上からみても稀有な作品です。難解なストー
リー展開と奇抜な文体に支えられた埴谷哲学は、戦後の思想界にも大きな影響を与え
ました。
また、埴谷は自分の作品について「作品は時限爆弾」と語っており、今回発表された
貴重な資料がきっかけとして、また新たな思想的爆発がおこるのかもしれません。
今回発表された資料は、6日発売の「群像」に掲載されるとのことです。
■埴谷雄高「死霊」の構想メモ見つかる(朝日新聞)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200710020509.html
■無限大の宇宙──埴谷雄高『死霊』展
http://www.kanabun.or.jp/te0158.html
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