大仁田厚議員が都内の自宅にキャバクラ嬢やAV女優を集め、国土交通省のキャリア
官僚を招いて「乱痴気パーティー」を開催していた──という記事が25日発売の『週
刊ポスト』に掲載されています。

大仁田厚議員といえば23日に政界引退会見を開き、その席で安倍首相の国会運営に
「NO!」を叩きつけたことで話題になりました。が、その2日後にこのようなス
キャンダル記事が出たことで、政界引退の本当の理由は「スキャンダル記事が出たこ
とで当選できないと考えたのでは・・」との憶測が主流になっています。
週刊ポストの記事は見事なスクープとなっていますので、みなさまぜひご覧くださ
い。

ちなみに、週刊ポストは先週の「安倍首相元秘書長男レイプ事件」に続き、2週連続
のスクープ。夏の参院選まであと1ヶ月少々となりましたが、次はどのようなスクー
プが飛び出すのでしょうか!

◆『週刊ポスト』
http://www.weeklypost.com/070706jp/index.html


更┃新┃情┃報┃2007年6月23日(土)~25日(月)
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      ◇◆◇ ヘッドライン ◇◆◇    
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      http://www.the-commons.jp/
 


【1】西武裏金問題の情けない結末~「コンプライアンス」という言葉に騙されるな
      from 玉木正之の「スポーツ・ワンダーランド」

【2】社民党幹事長を襲ったスキャンダル
   from 山口一臣の「ダメだめ編集長日記」

【3】写真家・比嘉康雄の撮ろうとした風景
      from 金平茂紀の「業務外日誌」

【4】週刊ポストのスクープその後
      from 山口一臣の「ダメだめ編集長日記」

【5】『殯の森』に賞を与える映画人たちの矜持
      from 金平茂紀の「業務外日誌」

【6】自民の、自民による、自民のための自衛隊
      from マッド・アマノの「THE PARODY TIMES」

【7】檀れいさんとツーショット
   from 山口一臣の「ダメだめ編集長日記」

【8】安倍内閣の論理
   from 田中良紹の「国会TV縮刷版」

【9】食料ピーク/peak food.
   from リック・タナカの「南十字星通信」

【10】定率減税廃止
   from 蓮舫の「あったまにきた!」

【11】アウトロー史観(其の十一)「近代ヤクザ肯定論-山口組の90年-(2)」 
   from 宮崎学の「突破者の独り言」




[06月23日更新分]------------------------------------------------------------

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【1】西武裏金問題の情けない結末~「コンプライアンス」という言葉に騙されるな
                                from 玉木正之の「スポーツ・ワンダーランド」
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今年5月7日付で、裏金問題調査の外部委員会から受けた報告書をもとに作成され
た、裏金問題についての最終報告書が掲載されていた。6ページからなる最終報告書
のなかには、「コンプライアンス」という言葉が、23箇所もあった。

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【2】社民党幹事長を襲ったスキャンダル
                                     from 山口一臣の「ダメだめ編集長日記」
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記事は女性の告白というかたちで、ディテールもしっかりしているため、読者の立場
からすると、かなり信憑性が高いと思われました。
これに対して又市幹事長は、週刊新潮の取材に応じず、出版差し止め請求を申し立て
たそうです。

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【3】写真家・比嘉康雄の撮ろうとした風景      from 金平茂紀の「業務外日誌」
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今年も沖縄の地で慰霊の日を迎えた。大竹昭子の名著『眼の狩人』でも触れられてい
る沖縄の写真家・比嘉康雄の写真集『生まれ島・沖縄』(ニライ社)が無造作に書店
の本棚に置かれていた。

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【4】週刊ポストのスクープその後      from 山口一臣の「ダメだめ編集長日記」
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週刊ポストがスクープした安倍首相の元秘書の長男の事件は、新聞各社も地元支局が
裏付けに動いたようですが、未発表の少年事件ということで、結局、どの社も記事化
を見送ったようでした。


[06月24日更新分]------------------------------------------------------------

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【5】『殯の森』に賞を与える映画人たちの矜持  from 金平茂紀の「業務外日誌」
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遅ればせながら、河瀬直美の『殯の森』(もがりのもり)をみた。カンヌでグランプ
リを受賞した作品。すばらしい。こういう日本映画をまだみられることの幸運を思
う。人間は、有限な時間を生きる生物にすぎないのだが、観念をもつが故に人間に
なっている。何も哲学的なことを言っているのではない。


[06月25日更新分]------------------------------------------------------------

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【6】自民の、自民による、自民のための自衛隊
                                  from マッド・アマノの「THE PARODY TIMES」
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自衛隊は国と国民を守るものと思ったら大間違いらしい。自衛隊は「市民監視」を強
化する。派遣に反対する市民団体やジャーナリストなどの動向を監視するばかりか年
金問題に不満を表す者の逮捕も視野に入れている。

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【7】檀れいさんとツーショット    from 山口一臣の「ダメだめ編集長日記」
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今週の週刊朝日の表紙はちょっとおもしろいので見てください。
元宝塚女優の檀れいさんに登場いただいているのですが、なんと、目をつぶったまま
なのです。他誌の編集部にも聞いてみましたが、表紙のモデルが目をつぶっていると
いうのは、前代未聞なんだそうです。

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【8】安倍内閣の論理            from 田中良紹の「国会TV縮刷版」
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メディアは「年金問題」ばかりを取り上げているが、私は6月の給与からアップする
住民税や原油高に影響された物価が参議院選挙にどう影響するかを注目している。政
府・与党は「決して増税ではない」と説明するのだろうが、その説明に国民が納得す
るかどうか。特に参議院選挙の投票日が22日から29日に変更されたことで、多く
のサラリーマンは給与明細の税額を見た4日後に投票所に足を運ぶことになる。

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【9】食料ピーク/peak food.      from リック・タナカの「南十字星通信」
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WTO(世界貿易機構)や自由貿易協定や経済連携協定の締結といった形で貿易の自
由化の促進が声だかに呼びかけられてます。いま、それがもたらす影響について、ひ
とつ書いているところですが、日本の大手マスコミの論調はひどい。まったく時代認
識に欠けてますねえ。

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【10】定率減税廃止                          from 蓮舫の「あったまにきた!」
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今朝、受信したメールを見ると、「やっぱりなぁ」と感じるご意見をいただきまし
た。 それは『住民税の引き上げ』について納得できない、というものです。
小泉前首相時代に行なわれた『三位一体改革』。
その結果、およそ3兆円もの税源が国から地方へ移譲されることになり、その影響で
個人に課税される所得税と住民税の税率が変わることになりました。

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【11】アウトロー史観(其の十一)「近代ヤクザ肯定論-山口組の90年-(2)」 
                                            from 宮崎学の「突破者の独り言」
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誕生して間もない新興ヤクザ山口組が、みずからが生まれて出てきた下層社会から湧
き起こった騒擾の渦を先導する機会が程なくして訪れてきた。
米騒動である。
山口組は、このあたりから、下層社会の流動、大衆社会の形成にからみながら、社会
史の舞台に登場してくるのだ。


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■INSIDER ARCHIVES  高野孟が30年書き綴ってきた現代史同時進行ドキュメント!
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■No.397
  2007.6.20
  “火消し役”の大村秀章が“火だるま”に?!
  ──底知れぬ年金シンドローム

■No.396
  2007.6.15
  私も自衛隊情報保全隊の“監視対象”だった!

■No.395
  2007.6.13
  高野孟の「インテリジェンスの技法」(3)
  ──インフォメーションとインテリジェンス/ジャーナリストの発想と方法

■No.394
  2007.5.31
  安倍内閣の“アキレス腱”が断裂
  ──松岡農水相自殺の衝撃