2007年~2008年は、各国の政治的リーダーが相次いで改選を迎える「政権交代の年」
です。先日もフランス大統領選が実施され、サルコジ氏が新大統領に選ばれました。

来月以降もインド、アルゼンチン、パキスタン、韓国、来年にはロシア、アメリカの
トップ選挙が予定されており、世界の政治地図が激変するかもしれません。

注目は、トップ選挙に女性候補が多数参加することです。先月のフランス大統領選で
はロワイアル氏が出馬、決選投票で敗れたものの大きな注目を集めました。
他国でも有力な女性候補がいます。ヒラリー・クリントン氏(アメリカ)、朴槿恵氏
(韓国)などの出馬が確実視されおり、来月行われるインドの大統領選にプラティ
バー・パーティル氏の出馬が決定しました。与党連合の推薦を受けていることから、
当選の可能性は高いといわれています。

「日本でもそろそろ女性総理大臣の時期では・・」なんてことも言われていますが、
自民党では女性が党内派閥のドンにすらなれないのが現状。民主党内の有力者でも女
性の影は薄く、女性首相までの道のりはまだまだ遠いようです。

http://jp.ibtimes.com/article/general/070615/8717.html
参考:インド、初の女性大統領誕生か

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■INSIDER ARCHIVES  高野孟が30年書き綴ってきた現代史同時進行ドキュメント!
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■No.395  New!!
  2007.6.13
  高野孟の「インテリジェンスの技法」(3)
  ──インフォメーションとインテリジェンス/ジャーナリストの発想と方法

■No.394
  2007.5.31
  安倍内閣の“アキレス腱”が断裂
  ──松岡農水相自殺の衝撃


更┃新┃情┃報┃2007年6月13日(水)~15日(金)
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 ◆ ヘッドライン ◆    http://www.the-commons.jp/

【1】「青天の霹靂」の朝鮮総連本部売却
      from 辺真一の「コリア・レポート」

【2】インテリジェンスの技法(3)
      from 高野孟の「極私的情報曼荼羅」

【3】ハワードの誘惑/Howard i know.
      from リック・タナカの「南十字星通信」

【4】文科省って何なんだ!
      from 蓮舫の「あったまにきた!」

【5】参院選への与野党攻防.その1-「年金問題」編
      from 岸井成格の「政界疾風録」

【6】Occupied Japanは今の日本より明るかった?
      from 金平茂紀の「業務外日誌」

【7】大統領の忠誠心
      from 中村忠彦の「ワシントン・コンフィデンシャル」

【8】「傷のある女性は絶対的な無垢に近い存在なのだ」
   from 金平茂紀の「業務外日誌」



[06月13日更新分]------------------------------------------------------------

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【1】「青天の霹靂」の朝鮮総連本部売却    from 辺真一の「コリア・レポート」
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それにしても、売却(5月31日)の1週間前に開かれた朝鮮総連全体大会で執行部
は全国から集まった代議員らにこの「大事」を報告していませんでした。報告してい
たら、大騒動になり、もしかしたら、議長及び責任副議長ら執行部の再任はなかった
かもしれません。

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【2】インテリジェンスの技法(3)           from 高野孟の「極私的情報曼荼羅」
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皆さんはジャーナリストなり何らかの分野のリーダーなりとして世の中に影響を与え
るような存在になっていこうとするわけだから、一般論として「教養は身につけたほ
うがいい」というにとどまらず、まさに人類の知的資産の全部を背中に負って現実の
世界に立ち向かうくらいの誇大妄想的な気概を持たなければならない。

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【3】ハワードの誘惑/Howard i know.   from リック・タナカの「南十字星通信」
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週末のカナダのグローブ・アンド・メール紙はオタワ発で、2006年1月の総選挙
で誕生した保守党ハーパー政権の政策変更にオーストラリアのハワード首相が直接手
を下した疑惑を報道しています。


[06月14日更新分]------------------------------------------------------------

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【4】文科省って何なんだ!                  from 蓮舫の「あったまにきた!」
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公立の小中学校の耐震化率が文科省から発表されました。『58.6%』
 この数字は、耐震化されていない、あるいは耐震診断すらしていない小中学校が
『3校に1校ある』ことを示しています。さらに、耐震化されていない小中学校のう
ち、国交省基準において「大規模地震に対して倒壊、または崩壊する危険性が高いと
される建物」にあてはまる校舎が『22.4%』あることも判明。

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【5】参院選への与野党攻防.その1-「年金問題」編
                                              from 岸井成格の「政界疾風録」
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合わせて約6500万件ともいわれるこの年金納付記録、「消えた」という表現や「宙に
浮いた」という表現は正しいのかどうかという点では、毎日新聞は「不明記録」とし
ていて、できるだけ感情に訴えるような表現は避けようとしている。

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【6】Occupied Japanは今の日本より明るかった?
                                              from 金平茂紀の「業務外日誌」
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写真美術館で開催中の「昭和」写真展の第1部「Occupied Japan(占領下の日本)」
をみた。そこに展示されている写真には、現下の日本よりも活力が満ちているように
感じられるのはなぜだろうか。


[06月15日更新分]------------------------------------------------------------

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【7】大統領の忠誠心      from 中村忠彦の「ワシントン・コンフィデンシャル」
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ブッシュという人物は思い入れが激しい。ロシアのプーチンとの初会見の感想は、開
口一番「彼の眼を見つめ、信頼に足る人物と確信した」であり、これは日本の小泉首
相にもあてはまったようだ。

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【8】「傷のある女性は絶対的な無垢に近い存在なのだ」
                                              from 金平茂紀の「業務外日誌」
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石内都さんの新しい写真集『INNOCENCE』(赤々舎)を手にすると、写真とは生きる
ことだという思いを強烈に抱かされる。生きていることそのものの存在の重み。
美醜、善悪、正邪、老若、あらゆる二分法的な価値基準を越える生そのものへのいと
おしい感情。石内さんの強い意志が伝わってくる。