野党による教育基本法案の審議拒否が続いている。
「与野党によるやらせ」「民主党の社会党体質」と非難する識者も多い。
その中で、国会TVの田中良紹さんは今回の審議拒否を「与野党のガチンコ勝負だ!」と述べる。

以下、ざ・こもんず内ブログ「国会TV縮刷版」から引用。
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与党の戦術は小沢代表を「古いタイプの政治家」として国民に意識させ、来年の参議院選挙前に小沢代表の影響力をなくさせるというものであるから、この欠席戦術を「昔の社会党のやり方だ」として徹底批判することになる。そうした意味からこれからも対決色が前面に出る国会になることが予想される。安倍対小沢のガチンコ勝負が国会を舞台に繰り広げられることになる。

メディアの中には「民主党は昔の社会党と同じだ」という論調が出始めているが、しかしこれは55年体制の内実を知らない者の言い分だ。昔の社会党が審議を拒否して国会を空転させたのは、交渉を裏舞台で行うための手段であり、実は自民党との出来レースである。審議を止めた時には与野党国体幹部の間ではいつ再開するかも決まっており、それを知らされない与党内部の派閥に対する権力闘争に国会が利用された。かつての国対政治はそういうものである。しかし今の審議拒否はそれとは大違いだ。与野党出来レースでは全くない。国民がどちらを支持するかを競い合う本当のガチンコ勝負なのである。
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