遂に妖人であることがバレてしまったけど、かろうじて守ることが出来ていた同志が掃討された衝撃とはいえ、妖人に対する散々な扱い……

というか見つけ次第に殺されていた状況を知っていながら自ら妖人であることを明かせたのは本当に凄いことだよ。

 

 勿論、まだ政をまともに担ってもいないし、親に守られている年端の子だから出来た行動ではあるだろうけど……。 

普通なら自分も遂に殺されるという恐怖に囚われるだろうし。

隠し続けて常にいつ殺されるか分からない生活を続けていたからとっくのとうに覚悟は出来ていたのかな。 

 

ティトリマお姉様に「良い人だと信じていたのに私達と同じになるなんて」と言ったり、盟主兼母に「やめさせて!」と言いに駆けつけたり、ここまで人を信じられるのはスヒョンちゃんの強さだよ。

 

 盟主の娘だから収監で済んでいるけど、彼女の裁判は大会が終わった後って盟主の娘ではなくなった後になるんですよね……。 

マオさんもスヒョンに会おうと向かいかけていたけど、盟主としての立場のお陰で生きていられているから、ただ母親としてスヒョンに接することが出来ないの辛い……。

 

 意地を張っている訳でもないのに素直に大事な我が子を抱きしめることすらできない……。

 (妖人を抱きしめるなんて、と思われるかも知れないけどマオさんは大事な我が子が窮地に追い込まれたら母親としては躊躇いなく手を伸ばす人だと思うんです) 

 

大会が終わり裁判の時には盟主の肩書も無くなって一人の母親としてスヒョンと生き延びる為に連邦を離れたりするのかな……。

 

 プギは「友達になりたいから友達としてこっちから接して行ってる」と言っていたけれど、千雪だけでなくマオの立場にも響いてくるな……。 

 

ヤオは腐りきった政治を正そうとしていたのは覚えているけど結局は何をしたいのか良く分からないんだよなぁ。 

ティトリマはウドゥンバラという連邦の拠り所を無くして逆襲しようとしているんだよね。

 ヤオは故郷だし滅ぼそうとは思っていないだろうけど一度全てを無に帰して綺麗にしてやるとかはありそう……? 

 

それなら虫姫様が盟主になるのはヤオとしても本望か? 

 

これは全くの別ゲーになるけど、夢中花の試練でカジートのタテガミの月の道の試練を思い出してしまった。ムーンシュガーの香で己に足りない物を気付かされる試練。