2020年12月21日 eclipse 5章までの現在での考察

 

正直、どの作品に於いても私の考察が合った事はありません。

 

大前提︙万象の書は真相ではないが真実である

 

観察者=スドリカ

レイは観察者が“ヴァンダクティ”だと言いました。

所がヴァンダクティは太陽王国の神話にしかいません。

唯一、共通しているのは「龍が眠りについた」事。

果たして本当にヴァンダクティという“英雄”はいたのでしょうか。

 

レイは会話の中で

「あなたの賭けは想像以上に強い力を持つ」

「あなたが誰かを傷つけたら世界にどれだけ影響するか」

といった観察者の影響力の大きさを仄めかしてきます。

 

龍神教派によるスドリカの復活を止められるのは観察者だけだと言い切りもしました。

本当に“ヴァンダクティ”は龍殺しの英雄なる永久の民なのか。

龍と一心同体の人、即ちスドリカが人の形を取った存在だったのではないか。

スドリカ=ヴァンダクティだったならば、自身を民衆に殺させるように仕向ける事で龍殺しとなりえます。

 

そしてレイは「何も持たない人が一歩を踏み出すのにどれ程勇気がいるのか、あなたには永遠に分からないでしょうね」と言ってきます。

ヴァンダクティもかつては永久の民の1人でしかなかったのであれば、スドリカへの反逆の一歩は相当な覚悟が要ったでしょう。

 

観察者がスドリカ自身でもあるならば、影響力の大きさも納得が行くのです。

 

龍神教派

龍神教派の目的はスドリカを復活させること。

何故なのか。一つ思い浮かぶのは「スドリカによる永久の生を享受すること」。

真日に忠誠を誓いつつも自らがスドリカになろうとした第三幻日は裏切りでは決してなく、むしろ自信を犠牲にして真日様の大願を叶えようとしたのではないのでしょうか。

それこそ蛇神がその身を捧げ民を救い導いた様に、彼自身が創った神話の様に…。

 

羽族は永久の民が、転生の為に創った種族だと思っています。

第三幻日は散々“羽族”であることに固執していました。

羽族は十中八九、永久の民の転生先として適合するのだという気配がします。

いつか闇月の親御さんも出て来そうですよね、中身は幻日で。

 

第八幻日(イズミ)

身体年齢不詳のイズミですが、狐族の亜人です。

恐らく狐族は神獣達とは別に妖術とでも言われる独自の術を扱うのではないでしょうか。

それにより亜人とはいえ狐族のイズミも、妖術で身体年齢が実質不老なのでは。

技を見ていても鳥居や注連縄と日本モチーフですし、狐族は霧系でしょうかね。

イズミのサインは“泉”と東方連邦も亜人には差別的な様子な中にも関わらず漢字です。

狐族は妖術という強い独自文化で狐族であれば亜人でも受け入れているのかも知れません。

 

第三幻日(デヴィアス)

第三幻日はレイの取り乱し様から“レイの憧れの先輩(ネオトレモス)”な様子です。

蛇族の容姿を酷い姿と言ったの忘れないからな

その割にはデヴィアスの最期には恐ろしい程に何も触れません。

実はネオトレモスでは無かったのか。はたまた、万象の書はレイが知る前のネオトレモスであって、

これから出会う=生存した事を知っている

という可能性があります。

飽く迄もデヴィアスという存在が死んだのであって、ネオトレモスは生き残り、これからレイと出会い告白され、断るのでしょう。

 

ついでですが、

「後悔しても知らんぞ異教徒ども!絶望味わえ!!」

という台詞は大神官としての言葉と当時は思いましたがこれはこれは…。

 

レイ

自身も永久の民であり、機械の身体であるとの事。

かつてはやみくもに力を追い求めたと言っています。

ネオトレモスが第三幻日ならば、恐らく力を求めて龍神教派に関わったのでしょう。

会話で「今の龍神教派の関係については私も戸惑っている」と言っていました。

この“今”は万象の書の時代であり、まだレイは龍神教派に与していなかった。

 

レイは龍神教派を止められるのは観察者だけだと言いますが、龍神教派と対立しているカブにはこれまた恐ろしい程に一切触れません。

本当にレイはスドリカの復活を止めたいのか。否、彼女こそスドリカの影響力を求めているのでしょう。

彼女との会話に因ると現在では既にネオトレモスは死んでいる様子。

レイの望む改変は彼が生きている現在を創り出すことなのかも知れませんね…。

 

カブについて一切触れないのは、観察者がスドリカであり殺害対象であるから。

つまりは観察者にとって自分を殺しに来る敵であるから。

 

レイは隙あらば

「あなたは優しい」

「あなたは誰よりも平和を望んでいる」

「万象の書を通して人々への愛しさ慈しみを思い出して欲しい」

と常々に平穏な感情でいることを示してきます。

 

敵対者と知った時、憎悪や憤怒の感情による選択をさせない為にカブについては一切触れないでいるのでしょう。

 

機械の身体に魂を入れたと言うレイ。もしかしたらレイとしての人格と別の人格が共存している可能性もありそうですよね。第三幻日について一切触れなくなった辺り。

 

結論

万象の書の時代は遥か昔の話。

 

スドリカ没

暗黒時代

万象の書

レイがネオトレモスに出会う

現在

 

だと思っています。

 

以上です。