平地未勝利馬が昨年の障害年度代表馬になると誰も予想しえなかったオジュチョウサン。障害未勝利を脱出するのにも4戦かかった馬がJG1を2勝するとは。これだから競馬は面白い。障害競走は危険を伴い、足元にも負荷がかかるので敬遠されがちだが、競走馬の生き残る可能性を考えれば、挑戦してみる価値はあると思う。そんな折、日曜日の中京で行われる障害未勝利にファルコンS馬インパルスヒーローと重賞常連のマジェスティハーツが走る。新たな一面を見せ、ヒーロー誕生となるか期待してみたい。ちなみにオジュウチョウサンは62キロを克服できるかだけ。
9歳馬が、ゴーディー、サトノタイガー、タイムズアロー、カリスマサンスカイ、ドレッドノート、デュアルスウォードと、出走頭数の3分の一を占める南関東ならではの短距離重賞。レース名でもあるフジノウェーブにいたっては、11歳でこのレース(当時は東京スプリング盃)を制しており、しかも4連覇という偉業を成し遂げている。まだまだ、ひよっこのレースなのでどの馬にもチャンスがあるのでは?と思うが、別定戦なら昨年の年度代表馬であるソルテが不動と考えていいであろう。陣営は、今年も交流重賞制覇を目論んでいるので、取りこぼすわけにはいかないはず。
偉大なる種牡馬イレネーの功績を讃える明け3歳による重賞。次世代を担うのはホクショウムゲン。デビューから7連勝で挑んだナナカマド賞は8着と惨敗。その原因は前走を取り消した影響と考えるのが妥当。その後勝ち負けを繰り返すも、ようやくヤングチャンピオンシップで重賞制覇。思ったほどの成績が残せてないのは確かだが、ここを順当に勝って世代王者の称号が欲しいところだ。