海外旅行は若い頃から好きだし、異文化に触れるのは楽しい。でも何がなんでもアメリカに住みたい! とか、アメリカ人と付き合いたい! という願望は特になかった。成り行きでアメリカ人と結婚してアメリカに住むようになっただけである。知り合いの子はフルハウスを観てアメリカに憧れ、外国人と日本人女性専門のマッチングアプリでアメリカ人と出会って結婚し、念願叶ってアメリカに移住したらしいので、アメリカ生活に対する温度差は人それぞれなのかな、と思う
新しい職場の中国人の同僚が、クラスメイトに日本人がいたと話していた。アメリカがとにかく大好きな子で、アメリカ人と結婚して渡米したが半年で離婚。その後別のアメリカ人彼氏ができたが長くは続かず破局。学校を無事に卒業して彼女はアメリカに残りたかったらしいが、労働ビザのスポンサーになってくれる雇用主が見つからず日本に帰国したらしい。……こっちで超音波のコース取っても日本では認められないし、確実にアメリカで働けるか分からないのに超音波を選択するのが私には理解できないのだけど、その時点ではテンポラリーのグリーンカードがあったのかしら? 謎です。
白人が好き、黒人が好き、ラティーノが好き…こういうのは好みの問題だし、別にいいと思うのだけど、アメリカってそんなに魅力的な国なのかなぁ大雑把なので個人的には住みやすいけど、憧れの国でないことは確か。どんな国でも長く住めば嫌な部分が目についてしまうし、パラダイスのような国など存在しないのよね。
患者さんや同僚と話していて日本出身だというと、日本良いところなんでしょ? なんでわざわざアメリカなんかに…と聞かれることも多い夫と結婚してなかったら日本にいたはずなんだけどねぇ。どっちも一長一短よ、と返している。これは本音。
先日日本の友人と話していて、円安のせいで気軽に海外旅行もできないし、日本には外国人旅行者だらけで、何だか一昔前の東南アジアのようだと言っていた。ナンシー、良いタイミングで日本離れたと思うよ、とも。確かにアメリカの方が稼げるし、ドル高が続いているおかげで日本に帰ったら何もかも安く感じるんだと思う。でも日本円に換算したら驚くほど稼いでいるように見えてもアメリカの物価も驚くほど高いという…。たまにブログで日本円にしたらいくら! と換算している記事を見かけるけど、あれって意味あるのだろうか…と思ってしまう。いつか日本に帰るという意識があるから、無意識のうちに日本円に換算してしまうのかな。私は今稼いでいるのと同じ金額を日本で稼ぐことはできないし、円安のうちに旅行できたらいいな、と思う程度。
夫はアメリカ人だし、息子もアメリカ生まれアメリカ育ち。特に日本に帰国する予定はないし、この先もアメリカで暮らしていくんだと思う。もう少しアジア系レストランやスーパーが充実しているエリアで暮らしたいという気持ちはあるけれど、ここよりさらに田舎なエリアもざらにあるので高望みはせずに細々と生きていく予定