ロードアイランド州のカプリオ裁判官が亡くなりました。それぞれの事情に耳を傾け、人情味溢れる判決をすることで有名な裁判官です。地方テレビ局のCaught in Prividenceという番組で彼の裁判の様子が見られるのですが、SNSでの発信も多いので目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
「私は96歳です。スピードを出して運転することはありません。必要なとき以外運転することもありません。息子を採血の検査に連れていくところでした。二週間に一度、癌の息子を検査のためにクリニックに連れていきます」
スクールゾーンで速度を落とさないといけないエリアや時間帯に気付かなかった様子。
「あなたは良い人だ。この年で家族の面倒を見ている。アメリカ人の鏡だ。息子さんは何歳?」
「63歳です」
「あそこに座っているのは私の息子だ。あなたのせいで息子は私が90代になっても運転してくれるものだと期待してしまうじゃないか」
冗談を交えながら話す裁判官。結局96歳のお爺さんはお咎めなしという判決でした。
ネットでは「そもそもこのお爺ちゃんにチケット切った警官誰だよ」とか「63歳の息子のことをmy boyと呼んでいるところに愛情を感じる」等々の、声が上がっていました
道徳教育のために子どもと一緒にカプリオ裁判官の動画を見ているという人もいて、確かに良いアイデアかも
Rest in peace, Judge Caprio
