最近家の話ばかりですが、もう少しお付き合い頂きたく…。
今回初めて家を売ったわけですが、リアルター選びは重要。そして、今から売る家にお金を掛けたくないと思う気持ちは分かるけど、印象を良くするために使うお金はケチらない方がいいかも。
家のディープクリーニングにプロを雇い($800くらいしたので、もっと広い家だと軽く$1000超えそう)、リビングとホールウェイのペンキ塗りに$1200、そして細かい家の修理に$1500、デコレーションやら何やら色々買って、ラグも見栄え良くするために新調して、全部で$500以上…。古びたカウチやドレッサーは捨て、不要なものは段ボールに詰めて地下室に運び、その他余計なものはクローゼットに押し込み、とにかく人に見せることに専念。すでに引っ越し済みで家に何も残っていない状態であればステージング会社(家具やデコレーションをレンタルする会社。大抵は不動産会社と連携している)を利用するのもありだと思います。リスティング価格はリアルターと相談して$539kに設定し、$550〜$560kくらいで売れたらいいなぁ、と思っていたのだけど、結果的に$600kまで上がったこれね、生活感満載のまま売りに出してたら絶対ここまでは上がってなかったと思うのよね。
リアルターはKWでチームリーダーを務めている女性。なかなかのやり手らしく、忙しいコントラクターは小さい仕事には返信すらしないことも珍しくないのだけど、キム(リアルター)が直接連絡すると速攻で来てくれる。ペインターのおじさんは色々サービスしてくれた上に相場よりも安くしてくれて「いいよ、いいよ。その代わりキムに良い仕事したって伝えておいてね」と言っていました。大きな仕事や割の良い仕事も彼女が回してくれるから、彼女からの頼みなら多少の無理も聞くみたい。
買い手は会ったことはないけど、60代後半のリタイアした夫婦。ニュージャージーのレイクウッドというところに住んでいて、今までの家が$1.2Mで売れて、我が家をキャッシュで購入。1.2Mってどんな豪邸? と思いきや、この辺りだったら$450kくらいで買えそうな何の変哲もないランチャー。ビーチの割と近くではあるけれど歩いていけるほど近いわけでもなく、学区の評価も低い。なぜに$1.2Mと思っていたら、友人のカトリーナとサラが面白い話を教えてくれた。
「あー、レイクウッドね。あそこユダヤ系の大きなコミュニティがあるのよ」
「知り合いがレイクウッドに家を買ったんだけど、買って暫く経った頃にユダヤ系の男性がやってきて、ここは君たちがいるべきところではない。買値の倍の値段を出すから出ていってくれって言われたらしいわ。出ていかなかったらどんどん値段吊り上げてきたって。最終的に出ていったかどうかは知らないけど。ていうかユダヤ人金持ちすぎじゃない?」
「倍の値段で買ってくれるなら喜んで売るけどねぇ。そして、その金でキャッシュで新たに別の家買うわ。うちにもユダヤ人が追い出しに来てくれないかしら」
「だよねー。うちにも来てほしいわ」
真相は分からないけれど、ユダヤ人コミュニティによって住宅価格がバグっている地域らしいです、はい。
家を購入する際、今回重視したのは立地 (学区、周囲の雰囲気、職場までの距離等、ロットサイズ等総合的に)。夫は犬のために少し住宅街から離れたところを選ぶのかと思いきや、ある程度の規模のコミュニティでサイドウォークがあるところがいいとのこと。夫が子どもの頃、近所の子どもたちと自転車に乗ったり、お互いの家を行き来して遊んでいたので、親が付き添わなくても子供同士で安全に歩けるエリアの方が息子にとって良いだろう、と。犬のことしか頭にないと思っていたので、これを聞いて少し安心しました新しい家はカーペットの張り替えが必要なのと、マスターバスルームをいずれ改装したいということ以外、特段文句はありません。
必須ではないけれど、できれば電線が地下に埋まってるエリアがいいというのもクリア。景観的にない方がいいというのもあるけど、木が多いエリアだとストームでこんなことが起こり得るのでね


「車が無事でよかったね」
「いやー、本当に。昔お隣の車が下敷きになるスレスレのところで木が止まったこともあるよ」
「わーぉ、っていうかさ、これラリーの敷地内じゃないじゃん?タウンシップでやってもらえないの?」
「あちこちで木が倒れて道路も塞がれてるみたいだし、こっちまで手が回るようになるまで大分かかるんじゃないかな。チェーンソーで切ればいいだけだから問題ないよ」
こういうことがあると、ラリー宅含め、うちの住宅街に電線なくて良かった〜、と思います。