まず初めに、練習できない期間が続いていると思いますがそんな時こそ細かな部分の改善や練習の仕方について考えて見るのはいかがでしょうか?

今回は取り掛けについてです。他のことについてのことも過去に書いてあるので暇なら読んでみてください。

 

今回は弓道において一番大切と言っても過言ではありません!

今回私が紹介するのは私が上手くいった方法で三つがけです。流派や弽(ゆがけ)の種類によって多少変わってくるので参考程度にして下さい。でも一般的な弽を使っていたので多くの人に当てはまると思います。

 

 

 

1.キツいかけを使うな!

 かけにおいて一番重要なのは親指です。キツくしてはいけないのは親指の部分です。親指が緩いものを選びましょう。人差し指、中指は自分にフィットするくらいがちょうどいいです。親指に関しては自然にしてかけに触れないくらいの大きさ、長さの物が理想です。

キツすぎるとこのあと説明しますが手先の力を抜けなくなります。

 

 

2.かけはキツくつけるな!

 引いているときにかけがズレたり動いたりしないようにしっかり目に紐を巻こうと教わることが多少あると思います。でも緩めにつけて下さい!

キツいと指先で離れるのをおさえるために力一杯つまんだり握ったりして手をパーにして離すしか離す方法がないはずです。パーにすると会で作った力を緩めせることになります。その点で言うと緩くつけると親指の部分は弦に引っ張られて少し動きます。それを親指で抑えないでください。親指は力を抜いて中指で離れが出ちゃわないように少し力が入っても大丈夫です。親指が動くのは始めは暴発しそうな感じがしますがちゃんとひねれていれば離れません、ですが力が抜けるとひねりが戻りやすくなるのでそこは注意して下さい。ひねりは弦が曲がらないくらいの力にして下さい。

 

 

ちなみに人差し指、中指が動くとつまんで力む原因になるのでちょうどいいサイズがいいです。

親指が動いて力が抜ければ自然な離れができると思います。

 

 

3.中指の側面に親指をつけるな!

 どんなにかけのサイズをピッタリにしてもちょうど良い付け具合にしても取り懸けの指の位置で台無しになります。よくありがちなのが中指の外側に親指を持っていってしまう事と人差し指に親指が当たってしまう事です。

中指の外側に親指を持っていくことのまず一つ目の問題は指が引っかかり過ぎてしまうことです。引っかかる事は悪いことではありませんが過ぎることで離れが出しにくくなり無理やり離してブレが出る原因になります。2つ目は捻りができなくなり親指が下を向いて真っ直ぐ離れができなくなることです。

 

   

 

人差し指に親指が当たってしまうと言うより人差し指・中指の間に親指を持っていってしまうの方が正しいかもしれません。この場合、人差し指・中指の指先に力がかかりそれを押さえつけるのでつまんだ形になります。

 

   

 

結論は中指の側面にならないギリギリくらいで第一関節に親指を引っ掛けるそして指先は親指を包むイメージで添えます。全体の見た目としてはできるだけ細い長方形になるように潰します。これがバランスがちょうどいいと思います。

 

   

 

 

4.かけの中で親指を反らすな!

 「親指を反らせて弾いて離れを出す」と教わることがあると思います。親指で弦を押さえ込むよりは良いと思いますが無駄な力だと私は思います。

力を入れなくても弦に引かれて親指は元の形に戻ろうとするので、力を入れる必要はないです。そして反らすという事は親指の根元でかけを押すのでかけに触れる部分が何もしないときに比べて増えます。触れている部分が多いと言う事は親指が動きづらいと言う事です。さらに余計な力が掛からなければより自然な離れができるでしょう。

 

 

まとめ

弓道は手先でどうにかなる競技ではありません。体の中心に悪い影響が出ないように手先を整えることが大事です。とは言っても、手の内とかけが上手くなれば現状よりはよくなるはずです。とにかく形を整えて、無駄な力は抜いて、必要なところには力を入れる。

弓道って全体的にそうかもしれませんが、力の具合はその人の感覚が頼りなので、あなたにとっての正解はあっても誰にとってもの正解はないです。試行錯誤してあなたの正解を見つけて下さい!