鉛筆の芯の落とし所を探っていたときに、10Bなら無条件で良しとなるわけではなく、5B、6Bに落ち着いた。

 

このときは鉛筆のことしか考えていなかったが、昨日会社法の条文を書くノートを取り出したときに、考えざるを得なくなった。しばらくはじっくり理解しながら書くので、シャーペンで書き殴る必要はないし、万年筆にしようかと思っていた矢先、そのノートはモレスキンだった。万年筆は向かない。仕方なくパイロットの4Bを入れているLAMY Safariで書いていた。筆圧は軽いので、4B上等なのだが、芯がとにかく柔らかいので、芯が減りが妙に早い。これに気がついて、0.5mmの4B より薄い芯をと探したら、まったくなかった。

 

今日、CoCo壱の帰りに丸善へ行き、2Bと3Bを買って帰った。鉛筆もシャーペンの芯もHB〜2Bが売れ筋なのは筆圧とは異なる理由があるのではないか、薄い芯のほうが芯の減りが遅くて長く書けるのではないかという気がしている。鉛筆で10B、8B から6B、5Bに変えて正解だったように、シャーペンでも4Bが最適解ではないことに遅れて気がついた。

 

同じ4Bでも、より濃い黒が出るパイロットの芯はいいと思う。とはいえ、芯の減りに目をつぶっていたのも事実だ。この文章の下書きを今日買ってきた2B、3Bの芯とパイロットい惨敗したぺんてるの4Bを投入して比較している。

 

濃さのみを求めると、柔らかい芯が勝つが、硬い心には柔らかい芯にはない長所がある。紙との摩擦が小さいので、心持ち速く書ける。このときの字の薄さをどこまで許容できるかは人による。さらに、消しゴムを使う場合は、消しやすいというのも長所だ。パイロットの4Bは紙によっては消し残りがある。

 

ここまでのところ、実は0.7mm芯、0.9mm芯、1.3mm芯で薄々わかっていたことだ。これらは2Bまでしか芯がなかったので、4Bがあればなあと思いつつ、普通に書けていた。

 

シャーペンの芯を4B固定から動かしたので、次は紙が動く。硬い芯に硬い紙の組み合わせが最もペン先の摩擦が少ないが、ひょう量の数字が大きい紙はどうしても柔らかいものが多い。芯と紙の組み合わせを総当りで確認する暇はないので、パッと使ってパッと決める。