やまさんへの手紙 | 大麻取締法変革センター仮設ブログ

やまさんへの手紙

やまさん

体調はどうですか?
昨日、手紙が届きました。やまさんのブログのコメント欄と、大麻取締法変革センター仮設ブログにアップしました。
当番弁護士として接見して下さった尾本弁護士からは、やまさんが逮捕された2日の夜11時過ぎに電話がありました。
やまさんが逮捕された件は、3月4日のFNNニュース(フジテレビ系列)で次のように報道されたようです。以下はFNNニュースのウェブからの引用です。

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タイで購入した乾燥大麻を航空便で密輸入したとして住所不定・無職の56歳男逮捕
 
タイで購入した乾燥大麻を航空便で密輸入した疑いで、無職の男が警視庁に逮捕された。
逮捕された住所不定・無職の山崎一夫容疑者(56)は2月、タイから乾燥大麻3グラムを航空便で密輸入した大麻取締法違反の疑いが持たれている。
山崎容疑者は2日、上野公園内にいるところを捜査員に発見され、逮捕された。
山崎容疑者は、タイに行って購入した大麻を、東京・台東区内の郵便局を送り先にして郵送したという。
(03/04 13:32)
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尾本弁護士から連絡があった件など、やまさんの状況については、やまさんのブログのコメント欄と、THCの仮設ブログで伝えています。

やまさんの手紙によると、被疑者国選弁護制度の利用を断ったそうですが、今後の展開を考えると、この制度を利用したほうが良いと思います。以前は起訴されてからでないと国選の弁護士が付きませんでしたが、法改正によって起訴前の取り調べの段階でも国選の弁護士に相談できるようになっています。で、法テラスと霞ヶ関の法律相談センターと日弁連に電話で聞いたところ、この被疑者国選弁護人を依頼すると、その弁護士が起訴後の公判も担当するのが通例なのだそうです。
適用違憲と法令違憲を主張する準備として、弁護士にいろいろと資料を提供したり、その内容を説明したりするにも、できるだけ時間的な余裕があったほうが良いので、この被疑者国選弁護制度を使ってはどうでしょうか。弁護士が決まれば、私のほうから弁護士に必要な資料を提供し、説明します。

やまさんの事件について、私が記者登録しているJANJANに記事を書いたので近日中に送ります。掲載されたのは6日ですが、コメント欄も活況で、賛否両論が出ています。かなり前に、『「大麻汚染」報道と公的大麻情報』という記事を投稿したことがありますが、その際は私のほかに大麻擁護の論陣を張る者はごく少数でしたが、今回は思いのほか、擁護論の立場に立つコメントが多く、嬉しく感じています。反対派の人たちには、大麻の事実を知らないことからくる誤解や偏見があり、やはり地道に事実を伝える作業が大切だと改めて思います。

スエットの上下を差し入れします。やまさんからの手紙、便箋の枚数制限かと思いますが、尻切れなので、引き続き状況を伝えて下さい。

可能な限りの後方支援をします。
体調に気を付けて、留置場ライフを満喫して下さい。(^^y-~

また書きます。

2010年3月12日
白坂和彦